赤坂見附駅近くの一ツ木通りに長年愛されてきた、ヨーロッパの香りが漂う洋菓子店です。西洋菓子 しろたえは、1976年（昭和51年）に創業しました。創業者の川越盛一郎さんは、国内だけでなくフランスでも伝統的なお菓子づくりを学ばれた方です。店名は、和歌にも使われる「しろたえの～」という枕詞から、「純粋さ」「清らかさ」をイメージして名付けられました。もともと川越さんのご実家が青森で経営されていた和洋菓子店の屋号を受け継いだもので、その名前には歴史が込められています。
お店は可愛らしい西洋建築の建物で、1階がテイクアウトのショップ、2階が落ち着いた雰囲気の喫茶室になっています。ケーキはすべて3階の厨房でつくられており、いつでも新鮮な味わいを楽しめると評判です。

西洋菓子 しろたえの代名詞ともいえるのが、看板商品のレアチーズケーキです。創業当時、日本ではまだ珍しかったレアチーズケーキをいち早く手がけたことで知られています。今もなお行列が絶えない人気の一品で、多い日には1日に1000個もつくられるほど多くの方に親しまれています。その秘密は、開店当時から変わらない秘伝のレシピにあります。当時の日本では入手が難しかったというデンマーク産のクリームチーズを使っており、シンプルながらも深いコクとねっとりとしたなめらかな口どけが特徴です。濃厚なチーズの風味がありながら、レモンの爽やかな酸味が後味をすっきりとさせてくれます。土台のカリッと焼き上げられたビスケットとの食感のハーモニーも絶妙で、小さめのサイズながら満足感のある味わいが長年愛される理由です。

レアチーズケーキと並ぶ人気を集めるのが、クラシカルなシュークリームです。薄皮の生地の中には、カスタードクリームが隙間なくぎっしりと詰まっています。甘さは控えめで、香料は使わずにブランデーなどの洋酒で上品に香り付けされているのが特徴です。こちらも創業当時のレシピを忠実に守り続け、変わらぬ味わいを届けています。

ほかにも、ショーケースには常時20種類ほどのケーキが並び、昔ながらの製法で作られた素朴で上質な西洋菓子が揃っています。特に、ガトーフレーズ、いわゆるショートケーキも創業とほぼ同時に完成した伝統の味です。しっとりとしたスポンジにはシロップと洋酒を塗って乾燥を防ぎ、アクセントとしてレッドプラムジャムが加えられています。見た目もレシピも変わらない、どこか懐かしさを感じるクラシックなデザインは、親から子へと世代を超えてファンが多いのも納得です。また、チーズレモンパイや、フロマージュスフレなどもチーズケーキ好きの間で根強い人気があり、お店を代表するメニューとして知られています。さらに、最近の流行とは一線を画した固めで甘さ控えめのプリンは、ノスタルジックな味わいで、ほっと一息つけるような優しい甘さが魅力です。いつ訪れても変わらない、良質な素材と手間をかけた職人気質の洋菓子が、赤坂の街で特別なティータイムを彩ってくれます。

東急田園都市線三軒茶屋駅から歩いて5分ほどの世田谷区下馬エリアに、2024年12月14日にグランドオープンしたのが、焼きたての焼き菓子とスペシャルティコーヒーのお店、sarkara（サルカラ）です。地元の人たちが暮らす、ゆったりとした空気の流れる商店街を抜けた先にあります。店名は、砂糖を意味するサンスクリット語の「シュガー」の語源となった言葉から名付けられました。かつて貴重で大切な存在であった砂糖のように、「集う人にとって大切な存在であり、身近な存在であれますように」という想いが込められています。

こちらのお菓子を作り出すのは、名店「モンサンクレール」や「LE CHOCOLAT DE H」でスーシェフを務めた経歴を持つ大井博司シェフです。 sarkaraでは、あえて「パティスリー」という冠詞をつけず、洋菓子という枠にとらわれない新しい表現のお菓子を提供しています。お菓子作りの根幹には「クラシック」な技法がありながら、素材の選び方や食感、ハーブやスパイスの合わせ方などに「新しい描き方」が光ります。お菓子だけでなく、バリスタである大井シェフの妻・あやさんとともに、お菓子とコーヒーのペアリングを提案しているのも大きな特徴です。コーヒーには、神保町の「GLITCH COFFEE & ROASTERS」の豆を使用するなど、ドリンクへのこだわりも強く、お菓子とコーヒーが互いを引き立て合う、幸せなおやつ時間を紡いでくれます。

お店の看板商品として特に人気を集めているのは、催事でも大人気だったというレモンケーキです。口に含んだ瞬間、レモンを丸かじりしたかのようなみずみずしさがじゅわっと広がるのが魅力です。生地には瀬戸内産のレモンのコンフィをたっぷり練り込み、ココナッツやジンジャーをアクセントに加えることで、重すぎず軽やかにほどけるような食感に仕上げています。さらに、ベルガモットやエルダーフラワー、ハチミツなどを合わせた華やかなシロップを生地に染み込ませるなど、細部にまでシェフのこだわりが詰まっています。

生菓子では、濃厚なショコラともったりとした食感、そしてマロンクリームの組み合わせがたまらないボタニストが、店員さんおすすめの人気商品のひとつです。また、ジューシーでみずみずしいラ・フランスを贅沢に使ったラ・フランスショートも人気があります。程よい甘さの生クリームがフルーツの風味を引き立てる逸品です。焼き菓子は、贈り物にもぴったりなものが充実しており、マダガスカル産のバニラが香るシンプルな基本のマドレーヌ バニーユは、シンプルだからこそ味わい深い、お店の看板商品です。他にも、芳醇なラムとマダガスカル産バニラが香るしっとりとしたケーク バニーユなど、日常に寄り添う、個性豊かで奥深い焼き菓子が並びます。 店内には、ハンドドリップのコーヒーとお菓子をゆっくり楽しめるカフェスペースもありますが、支払いは完全キャッシュレス決済のみとなっているのでご注意ください。 (869文字)

新橋駅と有楽町駅を結ぶJRの高架下空間を開発した商業施設「日比谷OKUROJI」にある洋菓子のお店です。都会の喧騒から少し離れた落ち着いた空間で、本格的なスイーツを楽しむことができます。こちらはフランスの老舗バターブランド「ボルディエ（BORDIER）」とコラボレーションした日本で初めてのスイーツ専門店としてオープンし、その上質な味わいが多くの人を魅了しています。テイクアウトだけでなく、店内にはカウンター席も設けられており、出来立てのデセールを味わえるイートインスペースも用意されているのが特徴です。

このお店の最大の魅力は、フランス出身のシェフ・パティシエであるアレクシ・パロラ氏が手掛ける、素材に徹底的にこだわったスイーツの数々です。特に、フランス産の高級ボルディエバターを惜しみなく使用した焼き菓子は、香り豊かで贅沢な味わいを楽しめます。店頭に並ぶ一つ一つのお菓子は、最高の状態でお客様に届けたいという想いから、焼きたてや出来立てにこだわり、時間をかけて丁寧に作られているため、そのクオリティは折り紙付きです。また、イートインで楽しめるデセールは、シェフが厳選した日本の旬のフルーツを主役に、その素材の良さを最大限に引き出すように工夫されています。

お店の看板商品の一つは、芳醇な香りがたまらない焼き菓子、カヌレです。ボルディエバターの深いコクと香りが際立ち、外側はカリッと香ばしく、中はもっちりとした独特の食感が特徴です。テイクアウトで人気を集めているのが、ふっくらとしたクッキー生地のシューにクリームがたっぷり詰まったバニラシュークリームです。北海道産のあすなろ牛乳や日光金乃卵、マダガスカル産高級バニラなど、厳選された素材を使用しており、濃厚ながらも上品な味わいです。

この他にも、フランス産とデンマーク産のチーズをブレンドし、酸味と濃厚さのバランスが絶妙なバニラチーズケーキや、フランス産高級チョコレートを使ったチョコシュークリームなど、テイクアウトで楽しめる魅力的な商品が揃っています。また、イートインでは、グラスフェッドミルクを使用した自家製のプリンやバニラアイスを使った人気のカヌレプリンパフェなど、洗練されたデセールも用意されています。大切な記念日などには、華やかで豪華な季節のフルーツタルトを事前に予約して楽しむのもおすすめです。このタルトはグルテンフリーであることも、美意識の高い女性にとっては嬉しいポイントです。

東京都江東区の亀戸駅東口から歩いて5分ほどの場所に、2024年6月にオープンしたばかりのシュークリーム専門店、choux lab（シューラボ）があります。シンプルでモダンな外観が目印のこちらのお店は、テイクアウト専門で、シュークリームの研究室をテーマに掲げるユニークなコンセプトが魅力です。代表を務める渡會さんは、長年にわたりシュークリーム作りに携わってきた経験を活かし、お客様に新しい発見と楽しさを届けたいという思いから、このお店を立ち上げました。シュークリームの奥深さを探求し、日々新しい組み合わせや味わいを生み出している、まさに「ラボ（研究室）」の名にふさわしいお店なのです。

choux labの最大のこだわりは、なんといってもシュー生地とクリームの組み合わせの豊富さにあります。シュー生地だけでも、スタンダードなシュー生地をはじめ、サクサクとした食感が楽しいクッキー生地、香ばしいサブレ生地など、さまざまな種類を用意していらっしゃいます。また、中のクリームもオリジナルのカスタード、抹茶、生クリームといった定番のほか、季節や時期によって変わる期間限定のクリームが並びます。これらの生地とクリームを、お客様自身が無限とも言える組み合わせの中から選ぶことで、まるで研究員になったかのように、自分だけのベストな味わいを見つけられるのが、このお店の醍醐味と言えるでしょう。店名に込められた「研究」のテーマを、訪れた誰もが体験できる仕掛けが随所に散りばめられています。さらに、レジ前には、SNSを通して交流が生まれたクリエイターさんが手がけた、可愛らしいシュークリームのキャラクター「シュキマシュークリーム」のフィギュアが飾られており、お店の親しみやすい雰囲気を一層高めています。

お店のショーケースを彩るシュークリームの中でも、特に人気を集めているメニューのひとつがあんことクリームチーズです。素朴な見た目ながらも、その奥深い味わいに惹かれるお客様が多いと言われています。こちらのメニューでは、シュー生地でたっぷりの生クリームを挟み、真ん中にクリームチーズベースのクリーム、その下に粒あんを忍ばせています。甘さ控えめに仕上げられた生クリームが、塩味のきいたクリームチーズと相性抜群で、さらに粒あんの優しい甘さが全体をまとめています。クリームとチーズ、あんこの三者が口の中で調和し、やみつきになる美味しさを生み出しています。

また、choux labでは、イタリアのナポリ生まれの伝統的なお菓子、シューアラゴスタを月に一度、2日間限定で販売しています。アラゴスタとは「伊勢エビ」を意味し、その名の通り伊勢エビの殻に似たユニークな形をしたシュー菓子です。サクサクとしたパイ生地のような食感が特徴で、こちらも発売を心待ちにするファンが多い名物メニューとなっています。そのほか、時期によって登場する期間限定メニューも見逃せません。例えば、以前販売されていたキャラメルショコラとラズベリーは、ゴールドショコラクリームの中にキャラメルショコラが入り、サクサク食感のチョコがけでコーティングされたロイヤルな味わいが大変好評でした。見た目はシンプルながらも、工夫を凝らしたクリームの組み合わせや食感のアクセントが魅力のchoux labのシュークリームは、30代から40代の女性を中心に、ご家族へのお土産としても幅広く愛されています。公式のInstagramでは、こうした新商品や月ごとの営業カレンダーなどの最新情報が日々更新されていますので、訪れる前にチェックされてみてはいかがでしょうか。シュークリームへの情熱と研究心が詰まった、亀戸の新しい名物スイーツです。

東急世田谷線の西太子堂駅から歩いて8分ほどの場所に、シュークリームの専門店DRIVING CREAMはあります。チーズケーキで知られる人気店cafe The SUN LIVES HEREと同じ運営会社が手がける新ブランドとして、2025年10月にオープンしました。三軒茶屋エリアの街並みにしっくりと馴染む、赤と緑の扉が目印のかわいらしいお店で、訪れる人のワクワク感をかきたてます。

このお店の最大の魅力は、ただ甘いものを買うだけでなく、「作られる背景まで見える」というユニークな体験を届けている点です。実は、DRIVING CREAMはcafe The SUN LIVES HEREの新しい製造拠点の一角に誕生しました。店内のカウンター奥には、店舗と工場をゆるやかにつなぐ小窓が設けられています。普段は見えない工場の様子をガラス越しにそっと覗き見できるデザインは、まるで舞台裏をチラリと見るような高揚感があり、食べる瞬間だけでなく、シュークリームが作られる空気まで楽しんでほしいという思いが込められているそうです。日常の買い物が一気に特別な時間へと変わる、三軒茶屋らしい遊び心あふれる空間となっています。

お店の看板商品は、注文を受けてから一つひとつクリームを詰めてくれる「ザクシュー」です。その名の通り、生地にこだわり抜いたザクザクとした食感が特徴で、香ばしいシュー生地とフレッシュなクリームの相性がたまりません。クリームをたっぷりギッシリと詰めるのが正義という考え方のもと、そのクリーム量は「完璧オブ完璧」と形容されるほど、シュー生地の空間が完全に埋め尽くされています。出来立てを豪快に頬張れば、ザクッとした生地の歯ごたえとともに、なめらかなクリームが口の中いっぱいに広がり、至福のひとときを味わうことができるでしょう。

シュークリームの中に入れるクリームは、定番のカスタードクリームか、濃厚な風味のチーズクリームの二種類から選べるのもうれしい点です。どちらも違った個性があり、カスタード派もチーズクリーム派もきっと満足できます。まずは、素材の良さが際立つ定番のカスタードクリームを試してみてはいかがでしょうか。店内でコーヒーも提供されていて、焼き立てのシュークリームを淹れたてのコーヒーと一緒に楽しめるため、ちょっとした休憩やカフェ利用にもぴったりです。また、手土産としても喜ばれています。実店舗での「ザクシュー」のほかに、遠方の方にも届けたいという想いから、WEB SHOPでは焼き菓子タイプの「クッキーシュー」を全国に配送するサービスも展開しています。訪れるたびに新しい発見や甘いときめきを感じられるDRIVING CREAMは、世田谷の新しいスイーツスポットとして注目を集めています。

愛知県江南市にある、フランス伝統の味と日本の素材を融合させた焼き菓子専門店です。名鉄布袋駅から歩いて10分ほどの場所に、白を基調とした和の雰囲気を感じる素敵な佇まいを見せています。オーナーシェフの渡辺憲一氏は、名古屋市内の名店で修業を積んだ後、2004年にフランスへ渡り、パリ20区の名店「シュクレ・カカオ」で本場のフランス菓子と文化を深く学ばれました。帰国後の2007年に「Galle（ガレ）」を創業し、2009年には「和とフランスの融合」をテーマに店舗を全面改装し、現在の店名であるGalle de watanabeとしてリニューアルオープンされました。店名の「ガレ」は、アールヌーボーのガラス工芸家エミール・ガレに由来し、彼の作品が持つ優しさや、素材の力を最大限に引き出す職人としての想いを受け継ぎたいという決意が込められています。

Galle de watanabeが大切にする哲学は、「やさしさを紡ぎ、想いを届ける」という考えです。お客様が大切な人に渡したいと思えるよう、一つひとつのお菓子に感謝と愛情を込めて焼き上げます。余計なものは足さず、素材本来の美味しさを引き出すことにこだわり、丁寧に、誠実に、そして優しさをもって菓子づくりに取り組んでいらっしゃいます。シェフは、パリでの修行経験を活かしたフランス菓子の伝統を土台にしつつ、「和」の要素を取り入れた、個性豊かなお菓子づくりを追求されています。また、焼き菓子やシュークリームは、最も美味しい出来たてを味わっていただくため、少量ずつこまめに焼き上げられています。白を基調とした外観や、リノベーションによって生まれた和とフランスの要素が調和した店内空間も、お菓子とともに訪れる人の心を和ませてくれます。

お店の看板商品として、多くの方から愛されているのが、シェフが「日本一おいしいシュークリーム」を目指して作り上げたカリカリシューです。その名の通り、生地にはザクザクとした楽しい食感があり、香ばしい焼き加減のこだわりが伝わってきます。中に入れるカスタードクリームは、甘さを控えめに仕上げてあり、注文を受けてからたっぷりとシュー生地に注入されるため、いつでも出来たての美味しさを楽しめるのが魅力です。外は「カリカリ」、中はとろりとしたクリームが口の中で溶け合う絶妙なバランスは、多くのお客様を虜にしています。

カリカリシューのほかに、Galle de watanabeの代名詞となっているのが、常時60種類以上も並ぶ豊富な焼き菓子の数々です。マドレーヌやパウンドケーキ、フィナンシェ、ガレットなど、フランス菓子の伝統的なラインナップに加え、素材を活かした個性あふれるセックやメレンゲなどの焼き菓子が、店内の棚を彩ります。特にフィナンシェは、発酵バターの豊かな香りが特徴で、一口食べると幸せな気持ちになれると評判です。また、しっとりとした食感のパウンドケーキは、季節の素材を取り入れた種類もあり、ティータイムを贅沢なものにしてくれます。素材の美味しさを大切にした優しい味わいと、可愛らしいパッケージの焼き菓子は、自宅で楽しむのはもちろん、大切な方への贈り物やお土産としても大変喜ばれています。通販やお取り寄せも行われていて、遠方の方でもお店の味を楽しめるよう工夫されています。本場フランスの技術と日本の「やさしさ」が詰まったお菓子を、ぜひお手に取ってみてください。

築地駅から歩いてすぐの路地裏にたたずむロッカドウ ファクトリーは、シュークリームやフィナンシェをはじめとする洋菓子が人気のテイクアウト専門店です。ここは、選りすぐられた素材を使い、極めて高品質なスイーツを作り続けてきたシュークリーム専門店の製造工場直売店というかたちで、2020年10月2日に新しくオープンしました。もともと銀座にあった「銀座緑花堂」の商品の一部を、この築地の工場直営店で引き継いで販売しています。この製造工場直売店という独自のスタイルによって、新鮮でできたてのおいしさを、訪れるお客様へお届けしています。

お店に一歩近づくと、焼き菓子の香ばしいバターの香りがふわりと漂ってきて、食欲をそそります。こちらの最大の特徴は、連日完売するほどの人気商品である焼きたてバニラシュークリームや焼きたてプチフィナンシェを、製造の現場から直接お客様へお届けしている点です。製造数には限りがあるため、確実に手に入れたいお客様には電話や店頭での予約、お取り置きに対応しているのも、嬉しいサービスですね。また、地域に根差したお店として、築地本願寺倶楽部の協賛店にもなっており、地域のお客様とのつながりも大切にしていることがうかがえます。

お店の看板メニューとして、まず多くのお客様に愛されているのが焼きたてバニラシュークリームです。サクッとした食感が楽しめる香ばしいシュー皮は、焼きたての状態で提供され、中には最高級のマダガスカル産バニラビーンズを贅沢に使った、濃厚なカスタードクリームがぎっしりと詰まっています。このシュークリームは、その日のうちにカスタードクリームを詰めて出されますので、シュー生地とクリームの絶妙な食感のコントラストを堪能できます。

もう一つの名物として高いリピート率を誇るのが、焼きたてプチフィナンシェです。こちらはひとくちサイズの可愛らしい焼き菓子で、口に入れた瞬間にバターの風味がじゅわっと広がるのが特徴です。外側はカリッ、中はしっとりとした食感に焼き上げられており、ついつい手が伸びてしまう美味しさです。

さらに、お店にはほかにも見逃せない名物スイーツが揃っています。特に入手困難になることもある濃厚プリンは、産みたて直送のブランド卵を使い、とろけるような口どけのまろやかさに仕上げられています。素材本来の味を大切にしているため、カラメルソースは使用されていません。そのほかにも、ベルギー産チョコレートを贅沢に使った小さなハート型のハートのブラウニーや、京都府産の抹茶を練り込み、深みのある香りと上品な甘さにこだわった抹茶のフィナンシェも人気です。また、創業110年の「カフェーパウリスタ」と創業73年の「フランス屋製菓」がタッグを組んで生まれたパウリスタ・コーヒーチョコレートは、コーヒーのお供にもぴったりの、ご年配の方からお子様まで美味しく楽しめる期間限定商品として知られています。様々なお客様の「おいしい」という笑顔のため、厳選した素材と鮮度にこだわり、スイーツを作り届けているお店です。

「ベイクドマジック（BAKED MAGIC）」は、大阪・東大阪市に本社とスイーツ・ラボ店を構える、焼きたてにこだわったスイーツのお店です。「本当に安心できるおやつ」をモットーに、可能な限り国産の安心・安全な素材を中心に使用し、手作りで丁寧に仕上げています。2010年4月に東大阪本店をオープンして以来、その個性的な商品と美味しさで人気を集め、大阪府内だけでなく兵庫県のサービスエリアや、JR新大阪駅の改札内などにも常設店を展開しています。本社に併設された「本社スイーツ・ラボ店」は工場直売も兼ねており、通常の商品に加え、形が不揃いであったり、作りすぎたりした「ワケあり商品」をお得に購入できることでも知られています。

このお店の最大の特徴は、何と言っても「焦がし」という調理法を取り入れたシュークリームをはじめとする、ユニークなスイーツの数々です。特に、注文を受けてから一つ一つバーナーで表面の砂糖を炙り、カリカリにキャラメリゼする工程は、食感だけでなく、五感で楽しんでもらえるようオープンキッチンで披露されており、お客様の期待感を高めます。この「焦がし」の技術によって、香ばしさと食感、中のクリームのなめらかさという対照的な魅力が一つのお菓子の中に凝縮されています。また、東大阪市で生まれ育ったという創業者の想いから、お菓子を通じた地域の活性化にも力を入れており、国内外から多くの人に訪れてもらえるような「お菓子のテーマパーク」を東大阪に創りたいという目標を持っています。

お店の看板商品として絶大な人気を誇るのが、焦がしキャラメルミルクシューです。風味豊かなパイシュー生地に、北海道産のフレッシュミルククリームと、バニラビーンズがたっぷり入った特製の濃厚カスタードの二層のクリームが贅沢に詰まっています。このシュークリームは、焦がしキャラメルのカリカリとした食感と、濃厚ながらも後味の良いクリームのバランスが絶妙で、2020年と2021年のモンドセレクションで2年連続金賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。

この焦がしキャラメルミルクシューの他にも、さまざまなフレーバーの「焦がしシュークリーム」が楽しめます。例えば、ベルギー産の高級チョコレートをふんだんに使用した焦がし生チョコミルクシューは、外側のブリュレの食感に加えて、中にも外にもチョコレートの風味を存分に楽しめる一品です。また、「焦がし」をテーマにしたバームクーヘンも人気で、しっとり焼き上げたバームクーヘンに濃厚な焦がし卵ソースと焦がしキャラメルソースを組み合わせた焦がし卵ソースのブリュレバームは、ギフトにも喜ばれています。さらに、無着色のチーズケーキを低温でじっくり焼き上げ、丁寧にシュガーコーティングしたチーズケーキラスクは、さっくりとした食感とどこか懐かしい味わいで、ロングセラーとなっています。新大阪駅の店舗などでは、和栗を贅沢に使った大阪もんぶらん日和など、一部の商品に特化して販売されていることもあります。

烏丸御池駅から歩いてすぐの東洞院通りに、明るいイエローの看板が目を引くシュークリーム専門店、クレーム デ ラ クレーム 京都本店があります。地元の方々や観光で訪れる方々に愛されるこのお店は、シュークリーム発祥の地フランスのエスプリと、京都の伝統的な職人の技が見事に融合したスイーツに出会える場所です。お店をプロデュースしているのは、明治4年（1871年）に創業し、130年以上にわたり京の地で焼菓子の技術を受け継いできた石田老舗です。洋菓子の専門的な技術と、歴史ある和菓子の知恵やこだわりが合わさることで、ここでしか味わえない奥深いシュークリームが生み出されています。2019年11月にリニューアルオープンした現在の本店は、地下鉄の烏丸御池駅からも近く、アクセスも便利になりました。以前の店舗はテイクアウトが中心でしたが、移転後の本店ではカフェスペースが併設され、ゆったりとスイーツを楽しめる空間が整っています。

このお店の大きな特徴は、厳選された素材に対する徹底したこだわりと、専門のパティシエによる手作りの味わいです。洋菓子の本場フランスの「シュークリームの中のシュークリーム」という意味を持つ店名が示す通り、素材選びから製法まで一切妥協せず、最高のシュークリームを目指しています。京都の素材を活かした「京都発・ニッポンのお菓子」として、シュークリームの新たな魅力を発信しているのも特徴です。店内はブランドカラーであるイエローと、落ち着いたトーンのくすみブルーを基調としたおしゃれな雰囲気で、明るく賑わいながらも、くつろげる空間が広がっています。カフェでは、自慢のシュークリームをはじめ、季節のフルーツをふんだんに使った華やかなシュークリームパフェなど、テイクアウトでは味わえない限定メニューも楽しめます。

数あるメニューの中でも、お店の看板商品として特に人気が高いのは、茶乃月たまごのカスタードシュークリームです。このシュークリームの美味しさの秘密は、カスタードクリームの主役である「京たまご」にあります。宇治茶の産地として知られる城陽市の、自然豊かな場所で育った純国産鶏が産んだ「茶乃月」という地たまごをカスタードに使用しています。このたまごは、飼料に混ぜられたお茶の粉末のおかげで、濃厚なのにすっきりとした後味を持つのが特徴です。さらに、この茶乃月たまごに京丹波の瑞穂たまごをブレンドし、熟練の職人が独自のレシピと製法で丁寧に仕上げることで、まろやかさと力強さを兼ね備えたカスタードクリームになっています。

また、贅沢な味わいを楽しみたい方には、ジャージークリームと茶乃月たまごのカスタードシューもおすすめです。こちらは、国内ではとても希少なジャージー牛の生クリームと、自慢の茶乃月たまごのカスタードシュークリームのカスタードクリームを両方詰めたツインシューで、二つのクリームのハーモニーが格別です。サクッとした食感を楽しめる季節限定の季節のシュータルトシリーズも大変好評です。クッキー生地をプレスして焼き上げたシュー皮をタルトに見立てたもので、旬の国産苺やシャインマスカット、オレンジなど、季節ごとに変わる彩り豊かなフルーツがたっぷり飾られます。このほか、午後3時からの数量限定で、より手軽に楽しめるきょうのおさんじシューや、ラングドシャで濃厚なアイスをサンドしたプレミアムパリブレストアイスなどの冷たいスイーツ、贈答にも喜ばれる烏丸エタンといった焼菓子も豊富にそろっています。

神戸北野に店を構える、ユニークなシュークリームの専門店です。異国情緒あふれる北野異人館街の一角、クラシカルな雰囲気のケーシーコートという建物の中に、まるで大人の隠れ家のように佇んでいます。新幹線の新神戸駅や、各線三宮駅からも歩いて行ける距離にありますので、異人館散策や観光の途中に立ち寄る方も多い場所です。こちらのお店が販売するシュークリームは、その名の通り「流木」のようなユニークな形が大きな特徴となっています。お店は、お客様との出会いをまるで木の「年輪」のように、大切に丁寧に重ねていきたいという温かい願いを込めて、一つひとつ手作りしているのです。派手な広告は行わず、美味しさが口コミで広がっているため、土曜日・日曜日・祝日限定の営業ながら、地元の方やスイーツ好きの間で「知る人ぞ知る」特別なスイーツスポットとして人気を集めています。

神戸流木堂のシュークリームの魅力は、何と言っても「流木」のような見た目と、そのユニークな新食感にあります。この特別な食感を生み出すため、パティシエが何度も試行錯誤を繰り返し、独自の配合と焼き加減を見つけた特製のシュー生地が美味しさの秘訣です。外側は香ばしくサクサク、内側はしっとりとした絶妙なバランスに焼き上げられており、一度食べると忘れられない食感を生み出しています。さらに、シュー生地の表面にはアーモンドとザラメがコーティングされていて、噛むごとに香ばしさと優しい甘さが加わります。シュークリームは食べ歩きしやすいスティック状になっているため、北野の美しい街並みを楽しみながら、手軽にいただけるのもうれしい点です。

数あるフレーバーの中でも、爽やかで特に高い人気を集めているのが流木レモンです。サクサクの生地の中には、瀬戸内レモンを贅沢に使ったオリジナルのクリームがたっぷりと詰まっています。このクリームは、旨味を感じる濃厚な大人のカスタードクリームに、瀬戸内レモンのフレッシュな果汁や皮がブレンドされていて、レモンの爽やかな酸味がふわりと鼻を抜ける、上品で軽やかな後味が特徴です。濃厚でありながらさっぱりといただけるため、散策で少し疲れた体も癒してくれると評判です。

もう一つの人気商品として見逃せないのが、姉妹店であるカヌレ・キャラメル専門店の「Penheur（プノール）」とのコラボレーションによって生まれた流木塩キャラメルです。こちらは、岩塩を練り込んだ特製のシュー生地が使われており、ほのかな塩気が生地の風味と甘さを引き立てています。その中に詰められているのは、じっくりと煮詰めたほろ苦く濃厚なキャラメルクリームです。岩塩の風味と、キャラメルのコクが絶妙なハーモニーを奏で、甘さ控えめで大人っぽい味わいが楽しめる一品となっています。職人が一つひとつ丁寧に手作りしているため、その日の製造数には限りがあり、売り切れ次第終了となることもあります。神戸の異人館街で出会う、新しい食感とこだわりの流木シューは、きっと素敵な思い出と特別な神戸土産になることでしょう。