茨城県ひたちなか市、阿字ヶ浦海岸のすぐそばに佇む、太平洋の絶景を心ゆくまで楽しめる日帰り天然温泉施設です。阿字ヶ浦温泉のぞみでは、地下1,504メートルから湧き出る自家源泉をたっぷりと使用しており、その泉質の良さから多くの方に愛されています。泉質はナトリウム塩化物強塩泉で、「温泉」「療養泉」として認められる成分量の基準と比べて、実に26倍以上もの成分を含んでいる関東屈指の「高張性」の濃さが自慢です。この濃い温泉のおかげで、湯上り後も身体がポカポカと温まり、冷え性の方にもたいへん喜ばれています。塩分が汗の蒸発を抑えるため、保温効果が長時間持続するのが大きな特徴です。

この施設の最大の魅力は、雄大な太平洋の水平線を一望できる眺望露天風呂です。特に天気の良い日には、海に沈む美しい夕陽を眺めながら、心癒される極上のひとときを過ごせます。温泉の種類も豊富で、リラックス効果があると言われる檜の香りに包まれる熱めのひのき露天風呂や、岩の配置に風水四神の文字を刻んだ石を配したユニークな展望岩風呂、さらに胎内をイメージした不思議な空間の鞍馬天狗（洞窟風呂）など、趣向を凝らした湯船が楽しめます。また、ご家族連れには、温度調整ができる貸切風呂も5つ用意されており、プライベートな空間で温泉を満喫できるのも嬉しい点です。

お風呂だけでなく、ナノミストサウナと高温サウナの二種類があり、サウナ愛好家にも好評です。ナノミストサウナは肌への負担が少なく、高温サウナの後は約16度の水風呂で身体をキュッと引き締められます。この温冷浴は血行促進や自律神経を整える効果が期待できます。

温泉でリフレッシュしたあとは、海の絶景を眺められるレストランでのお食事が待っています。阿字ヶ浦温泉のぞみのお食事は、ニフティ温泉年間ランキングの「食事が美味しい部門」で、2022年に茨城県第1位、2023年には全国TOP30に選ばれた実績があり、その料理の質の高さはお墨付きです。料理長が毎朝、阿字ヶ浦港から直送される新鮮な海の幸を厳選し、旬の食材を活かした会席料理や一品料理を提供しています。

名物料理の中でも、特に冬の味覚の王様と言われるあんこう鍋は、新鮮なあんこうの旨味と野菜の甘みが溶け合う冬の看板メニューです。また、新鮮な海の幸を堪能したい方には、料理長がその日一番の魚介を贅沢に盛り込んだ刺身の盛り合わせがおすすめです。脂のノリと酸味の相性が抜群のすだち鰤の刺身や、濃厚な旨味と甘みが特徴のこだわり本生まぐろの刺身など、時期によって味わえる旬の地魚をご用意しています。その他にも、地元産のコシヒカリと共にじっくり煮込んだ煮魚定食や、地元港で水揚げされた魚介を贅沢に使用した海鮮丼も人気メニューで、新鮮な海の恵みを存分に味わえるラインナップです。