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新中野駅から少し歩いた青梅街道沿いに、1885年(明治18年)の創業からこの地に根ざし、江戸味噌の伝統を大切に守り続けている醸造元、株式会社あぶまた味噌があります。初代飯田又右衛門さんが東京中野で店を構えて以来、六代百三十余年(または五代百十余年)にわたり、中野の歴史とともに歩んできた貴重なお店として地元の方々をはじめ、多くのお客さまに愛されてきました。創業の地であるこの中野は、明治時代に青梅街道が果たした重要な役割から、農産物の集散地として栄え、みそやしょうゆなどの製造所が集まるにぎやかな場所だった歴史があります。
あぶまた味噌は長く、百貨店や飲食店などのお得意さまを大切にする「メーカーとして販売店を持たない」という姿勢を貫いてきましたが、時代の流れや周囲からの声を受け、本社のレイアウトを変更して小売り販売を始めました。工場の一部をアンテナショップのようにすることで、お客さまが直接足を運び、お味噌を選べる空間が誕生したのです。お店の入口には、かつて実際に使用されていた大きな釜や、古い屋号看板など、歴史を感じさせる品々が飾られ、ちょっとした資料展示室のような雰囲気で迎えてくれます。敷地内には創業当時を偲ばせるレンガの壁も残り、地域の歴史を見守ってきた証となっています。また、味噌の専門知識を持つ「みそソムリエ」の資格を持った社員が複数いるため、お客さまのご希望や用途に合わせた最適なお味噌を丁寧に教えてもらえます。地域の方々との交流も大切にしており、毎月30日や第2土曜日などには特売イベントを行うなど、江戸味噌の魅力を伝える活動にも熱心に取り組んでいます。
看板商品である江戸甘味噌は、東京都ふるさと認定商品にも選ばれており、大豆の香味と米糀の甘みが絶妙に調和した、とろりとした独特の風味がお楽しみいただけます。一般的な辛味噌に比べ、米糀を2〜3倍使い、塩分は半分ほどに抑えられているのが特徴で、江戸っ子好みの粋な味として知られています。魚漬けや煮物などに使うと、素材の持ち味をより一層引き立ててくれます。
また、国産大豆と国産米を厳選した原料で仕込んだ最高級品の特醸むさし野味噌は、深いコクと豊かな風味が特徴で、普段使いから贈答品にもぴったりの一品です。さらに、江戸甘味噌を味噌汁として日常的に飲みやすいよう工夫を凝らした江戸甘合わせ味噌も人気です。甘さだけでなく、コクと旨味のバランスがとれており、初心者の方でも親しみやすい味わいになっています。この江戸甘味噌を、具だくさんの「おかず味噌汁」でいただくのはもちろん、こんがり焼いたバタートーストに塗って「カナッペ」風に楽しむといった、伝統と新しい発想を融合させた食べ方もおすすめされています。歴史と伝統が息づくこの場所で、お気に入りの「東京の味」を探すのはとても楽しい時間になるでしょう。
| 住所 | 東京都中野区本町3-32-19 1F |
|---|---|
| 電話 | 03-3372-5211 |
あぶまた味噌
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