【山口】宇部「maison owl」

宇部新川駅「maison owl(メゾン・アウル)」

山口県宇部市の閑静な住宅街にひっそりと佇む、建築と食が融合した特別なフレンチレストランが、maison owl(メゾン・アウル)です。オーナーシェフの平田基憲(ひらたもとのり)氏の「時間の重みをもともと含み、時間とともにその重さが増していくような建物にしたい」という強い願いから、この類を見ないプロジェクトは始まりました。平田シェフは地元宇部市出身で、東京での修行を経て帰郷し、フレンチレストランを営んできた方です。その長年の思いを受け、世界的な建築家である石上純也(いしがみじゅんや)氏が設計を手がけました。構想から約10年という長い歳月を経て完成し、2022年春にオープンしました。当初は招待制でしたが、現在は不定期で公式のインスタグラムなどを通じて予約を受け付けており、その空間と食を求める人々から注目を集めています。

maison owlの最大の特徴は、何と言ってもその革新的な建物そのものにあります。建築家・石上氏が「1万年前からありそうで、1万年後にもそこにありそうな」というコンセプトを体現したこの建物は、地面を3メートルほど掘り下げ、コンクリートを流し込んで土を掘り出すという独自の工法で造られました。周囲からはその全貌をうかがい知ることができず、まるで大地に潜り込む洞窟のような形状をしています。この唯一無二の構造は、従来の建築概念を覆すものとして高く評価され、2024年には権威ある日本建築学会作品賞を受賞しました。地表から階段を下りていくアプローチは、日常の世界から非日常の空間へとゲストを誘い、コンクリートの壁や天井が描き出す複雑でやわらかな曲線が、静寂の中で豊かな陰影と広がりを生み出します。この空間は、ただ食事をする場ではなく、訪れる人の感性を研ぎ澄ます芸術作品のような体験を提供してくれます。

レストランで供されるのは、季節の素材をふんだんに取り入れたフレンチです。シェフが厳選した食材そのものの力を感じられるお料理は、この洞窟のような空間の中で、より一層深い味わいとロマンを感じさせてくれます。特に、オーナー平田氏のおすすめするお食事は、厳選されたシャンパーニュから始まり、食後酒まで全てのお料理とワインのマリアージュを堪能できる特別なダイニングエクスペリエンスとして提供されています。

また、この唯一無二の空間での食事をさらに魅力的なものにするために、細部にまで深いこだわりが注がれています。たとえば、料理を盛り付ける器は陶芸家の吉田次朗氏、そしてカトラリーは金工作家の坂野友紀氏が、この空間のためだけにオリジナルで製作したものが使用されています。器やカトラリーも建築の一部となるようにデザインされており、提供されるお料理と響き合います。音の反響や香りの循環までもが緻密に計算された環境で、五感すべてを使って季節の素材を感じるフレンチの真髄を味わう、至高の時間となるでしょう。さらに、maison owlは1日1組限定の宿泊体験「suite stay experience」も一部一般予約を受け付けており、日の入りから夜明けまで、時間の移り変わりと共に表情を変える幻想的な空間を完全にプライベートなものとして楽しむこともできます。

  • 赤ビーツと鮪のタルタル もなか 穂紫蘇
  • トラフグ フィンガーライム キャビア
住所 山口県宇部市大字中宇部字西山1677-1

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maison owl

1万年前からありそうで1万年後にもそこにありそうな。建築家 石上純也設計。洞窟のようなレストラン。…

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maison owl 時間の重みをもともと含み、時間とともにその重さが増していくようなものを

カテゴリー: 山口県
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