万平ホテル
軽井沢の森にたたずむ万平ホテル・アルプス館は、避暑地として発展してきた軽井沢の歴史を今に伝える、万平ホテルを象徴する建物です。万平ホテルの歩みは、江戸時代から続いた旅籠「亀屋」を営んでいた佐藤万平が、軽井沢を訪れる外国人を迎えるため、1894年に「亀屋ホテル」として再出発したことから大きく動き始めます。1896年には外国人にも発音しやすい「萬平ホテル」へ改称し、1902年に現在の桜の沢へ移りました。現在のアルプス館が完成したのは1936年です。
設計を手がけたのは、ドイツで建築技術を学び、日光金谷ホテルなどにも携わった建築家・久米権九郎です。木造3階建ての建物は、大きな切妻屋根を並べた堂々とした姿が印象的です。上階を張り出させたヨーロッパ中世の町家を思わせる外観に、日本の本棟造を思わせる意匠を組み合わせ、西洋と日本の美しさをひとつの建物に溶け込ませています。久米が考案した木造建築の耐震技術も使われており、デザインだけでなく建築技術の面でも貴重な建物です。こうした価値が認められ、2018年には国の登録有形文化財となりました。
アルプス館の魅力は、外観だけではありません。館内にも和洋折衷の世界が続き、客室には丸みを帯びたペンダント照明やガラス障子、猫足のバスタブ、軽井沢を代表する伝統工芸の軽井沢彫家具などが取り入れられています。洋風ホテルの華やかさの中に、日本家屋を思わせる落ち着きが感じられるのが特徴です。戦後には一時、進駐軍将校の休養施設として使われた時期もあり、昭和から現代まで軽井沢の変化を見守ってきました。
万平ホテルは創業130周年の記念事業として大規模な改修・改築を進め、2024年10月2日にグランドオープンしました。アルプス館では歴史的な姿や意匠を大切にしながら客室設備などを整え、現在も宿泊施設として使われています。館内には客室だけでなく、ホテル伝統のフランス料理を楽しめるメインダイニングルーム、木々を眺めながら過ごせるカフェテラス、バーやレセプションなども設けられています。建築を見学するだけではなく、食事やティータイムを通してクラシックホテルの雰囲気に触れられるのも大きな魅力です。
なかでもカフェテラスで親しまれてきた伝統のアップルパイは、万平ホテルを代表する味のひとつです。歴史ある建物と軽井沢の緑を身近に感じながら味わえるため、宿泊をしない軽井沢散策の途中にも立ち寄りたい場所です。一方、館内は現在も営業中のホテルであり、登録有形文化財だからといって建物全体を自由に見学できる施設ではありません。客室など宿泊者専用の場所には入らず、レストランやカフェなど利用できる範囲で楽しむのがおすすめです。1936年から受け継がれる建築そのものと、現役のホテルとして続いている時間の両方を感じられる万平ホテル・アルプス館は、軽井沢のリゾート文化を知るうえでも訪れておきたい建築です。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925 |
|---|
ホームページ
1894年創業、軽井沢で百余年の歴史とおもてなしの心が美しく調和するクラシックホテル「万平ホテル」。豊かな自然に囲まれた客室、伝統を感じるレストラン、名物メニューを楽しめるカフェでお寛ぎください。…
お店を予約する
万平ホテル – レギュラープラン【室料のみ】 – アルプス館グランドクラシック – 1894年創業 軽井沢の歴史とともに歩み続けるクラシックホテル
Warning: Undefined variable $post in /home/kid8bit/tabilist.net/public_html/contents/wp-content/themes/tabilist/amp/single.php on line 78
Warning: Attempt to read property "ID" on null in /home/kid8bit/tabilist.net/public_html/contents/wp-content/themes/tabilist/amp/single.php on line 78
Warning: Undefined variable $post in /home/kid8bit/tabilist.net/public_html/contents/wp-content/themes/tabilist/amp/single.php on line 84
Warning: Attempt to read property "ID" on null in /home/kid8bit/tabilist.net/public_html/contents/wp-content/themes/tabilist/amp/single.php on line 84
