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東京都新宿区北新宿の淀橋市場内に店を構える伊勢屋食堂は、1951年創業の昔ながらの食堂です。JR大久保駅から徒歩約7分、青果の流通拠点として知られる市場の一角で、早朝から働く人々の食事を長年支えてきました。藍染めの暖簾が目印で、店内には昭和の面影を感じさせる素朴な雰囲気が漂います。かつては市場内と場外に2店舗を構え、のり巻きや赤飯、団子などを中心に販売していました。その後、山梨県から上京した田中久さんが店を引き継ぎ、少しずつ定食料理を増やしていった歴史を持ちます。
現在の店主である田中博さんは、和食店や焼き鳥店などで経験を積み、2003年に家業へ加わりました。先代から受け継いだ味を大切にしながら、新しい料理も取り入れ、現在の豊富な献立を築いてきました。料理には、市場で毎日仕入れる新鮮な国産野菜を使用。素材の鮮度や産地に気を配り、手作りの温かみが感じられる食事を心掛けています。定食に添えられる自家製ぬか漬けも、そんなこだわりのひとつです。季節の野菜に加え、梨や柿などの果物を漬けることもあり、旬の味覚を楽しめます。
看板料理は、2017年放送のテレビドラマ『孤独のグルメ Season6』第2話にも登場した豚バラ生姜焼き定食です。厚めに切った豚バラ肉を特製のスープと醤油で調味し、すりおろした国産生姜と青ネギをたっぷり加えて仕上げます。一般的な甘辛い生姜焼きとは異なり、砂糖などの甘い調味料に頼らず、豚肉本来の旨みと脂の甘さを引き出しているのが特徴です。スープを使って焼き煮にする調理法は、年配の常連客から寄せられた、肉をやわらかくしてほしいという声から生まれました。生姜の香りが際立つ醤油味のタレは、付け合わせの千切りキャベツともよく合います。2026年10月には、この豚バラ生姜焼きが新宿区の「新宿逸品」に認定されました。
生姜焼きと一緒に味わいたいのが、もうひとつの人気メニュートマトの酢漬けです。完熟トマトを湯むきし、数種類をブレンドした酢に約1日漬け込んだ一品で、トマトの甘みとまろやかな酸味を楽しめます。もともとは日替わりの副菜でしたが、『孤独のグルメ』への登場をきっかけに定番メニューとなりました。さっぱりとした味わいは、生姜焼きの箸休めにもぴったりです。
ほかにも、豚肉と豆腐を煮込んだ肉豆腐、卵でとじたカツ丼、チャーシューと卵を組み合わせたチャーシューエッグなど、親しみやすい料理がそろいます。店主が目利きした旬の魚料理も魅力で、刺身や焼き魚、フライなど、その日の仕入れに合わせた献立が黒板に並びます。曜日ごとの料理も楽しみのひとつで、月曜日はカレーライス、木・金・土曜日はらーめんやタンメンなどの麺料理、金曜日にはまぐろ刺身を中心とした料理が登場します。日替わりの内容は公式SNSでも紹介されているため、訪れる前に確認するのがおすすめです。
営業時間は朝5時から14時までで、朝食から昼食まで幅広い時間帯に利用できます。市場関係者だけでなく一般の人も入店できるため、普段はなかなか触れる機会のない市場の雰囲気を感じながら食事を楽しめるのも魅力です。訪問する際は淀橋市場の南門から入り、大型車両の通行に十分注意してください。日曜日と祝日は定休日で、水曜日にも不定休が設けられています。昔ながらの定食と季節の食材を大切にしながら、新宿の市場で食文化を受け継いできた伊勢屋食堂。飾らない手作りの料理を味わいたいときに、ぜひ訪ねてみたい一軒です。
【#朝メシまで。】淀橋市場の旬の食材で作る朝からガッツリ食べられる絶品定食『伊勢屋食堂』2024/1/17放送
【ニノさん】大久保 しょうが焼き『伊勢屋食堂』#冨永愛 絶品豚バラ料理を調査 #なすなかにし 2024/8/11放送でも紹介
| 住所 | 東京都新宿区北新宿4-2-1 淀橋市場 |
|---|---|
| 電話 | 03-3364-0456 |
大久保・北新宿「淀橋市場」にある伊勢屋食堂のホームページです。1951年創業の老舗で昭和の雰囲気漂う食堂です。「豚バラ生姜焼き定食」をはじめ、季節の野菜や旬の魚を使ったお料理や日替わりメニューをお楽し……