【新潟】三条「北川製あん所」

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東三条駅「北川製餡所」

新潟県三条市で90年以上にわたり、あんこ作りを続けてきた製餡所です。北川製あん所は、JR東三条駅からほど近い田島に工場を構え、3代にわたって三条市をはじめ、燕市や弥彦村、長岡市寺泊など県央周辺の菓子店やベーカリーへあんこを卸してきました。2004年7月の水害では当時の工場が被災し、その後の河川改修を機に現在の場所へ移転。設備も新しくしながら、地域のお菓子を支える製餡所として歩みを重ねています。現在は一般の人があんこを購入できるほか、製餡所ならではのお菓子を販売する直営ブランドA North riverも展開しています。

あんこ作りで大切にしているのは、小豆そのもののおいしさです。北海道産小豆を使い、毎年変わる作柄を見ながら品種や銘柄を選定。さらに三条の良質な軟水を使い、素材に合わせて仕上げています。取引先の商品に合わせたあんこも手掛けており、地元のベーカリーでは、パンに合わせて作った特注の粒あんやこしあんが使われています。三条市のベーカリー「べべ」の水まんじゅうにも、店主と北川製あん所が打ち合わせを重ねて仕上げた北海道産小豆のこしあんが採用されるなど、地域のお菓子作りと深く結びついているのも特徴です。

そんなあんこの専門家が「本当のあんこのおいしさを、そのまま味わってほしい」という思いから生み出した名物が限界おはぎです。3代目社長の妹で店長を務める原田さんの発案から商品化されたもので、砂糖をできるだけ控えて小豆の風味を引き立てる一方、おはぎとしてまとまるぎりぎりまであんこの量を増やしたことが、その名前につながっています。1個は約150gと食べ応えがあり、中のもち米には地元産のこがねもちを100%使用。粒あんは豆の粒感や香りを楽しみやすく、たっぷりのあんこともち米を一緒に頬張ることで、製餡所が目指す味をまっすぐに感じられます。

もうひとつ注目したいのがこしあんおはぎです。こちらはなめらかなこしあんの中に醤油おこわを合わせるという、少し意外な仕立て。香ばしいおこわとのバランスを考え、粒あんとは甘さの加減も変えています。定番のあんこはパウチでも購入でき、パンに塗ってあんバタートーストにしたり、白玉に添えたりと家庭でも楽しめます。限界おはぎは通常の和菓子店のように毎日並ぶ商品ではなく、販売日が限られています。販売スケジュールは公式Instagramで案内されるため、訪れる前に最新情報を確認しておくのがおすすめです。あんこを脇役ではなく主役として味わってもらいたいという製餡所の思いが、ひとつのおはぎに詰まった三条らしい甘味です。

  • 限界おはぎつぶあん 350円
住所 新潟県三条市田島1-10-4
電話 0256-32-1510

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カテゴリー: 新潟県
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