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埼玉県飯能市の豊かな自然の中に、単なる酒蔵の枠を超え、環境保全と生物多様性への深い敬意を込めて酒造りに挑む場所があります。それが、2019年(令和元年)に誕生した「やまね酒造」です。社名に冠する「やまね」は、飯能の森に生息する国の天然記念物であり、日本固有種であるニホンヤマネに由来しています。この小さな酒蔵は、目に見えない微生物から昆虫、鳥類、そして人間へと繋がる命の環を大切にし、地球環境の保全こそが豊かな恵みをもたらすという哲学のもと、甘酒やどぶろくを醸しています。
やまね酒造の酒造りの根底にあるのは、徹底した飯能へのこだわりと、自然との共生です。使用するお米は全て埼玉県産であり、将来的には無農薬・無肥料・無除草剤の米での酒造りを目指しています。さらに注目すべきは、世界で唯一、飯能の森で育まれた「西川材」を全ての木桶や酒造用道具に用いている点です。これにより、飯能の自然が育んだ木の息吹がそのままお酒に宿り、他に類を見ない個性的な風味を生み出しています。製造責任者である若林福成氏は、生物学者としての深い知識と、秋田の新政酒造での修行経験を持つ異色の経歴の持ち主。彼が最も長く共にしたという「協会6号酵母」と、米と米麹、水に加え、発芽玄米や蜂蜜、茶葉などを用いる「ナチュラルサケ」の製法、そして手間暇をかけた「袋吊り」による搾りなど、随所にこだわりが光ります。こうした真摯な姿勢と独自の取り組みは高く評価され、環境省が主催する「第19回エコツーリズム大賞」では特別賞を受賞しました。
やまね酒造が提供するのは、お酒だけではありません。飯能の森の豊かさを体感できるエコツアーでは、若林氏の案内でニホンヤマネをはじめとする森の生き物たちとの出会いを楽しめます。手ぶらで楽しめるBBQ施設では、やまね酒造のお酒を飲み放題で味わいながら、飯能の自然の中で贅沢な時間を過ごせます。また、蔵併設の民泊「やまね蔵人の宿」では、昼はニホンヤマネの生態を学び、夜は蔵のお酒を心ゆくまで堪能するという、唯一無二の体験が待っています。さらに、酒造りの工程を間近で見学し、テイスティングも楽しめる「やまね酒造り学校」も開校しており、日本の酒文化の奥深さを肌で感じることができます。やまね酒造は、まさに飯能の自然と文化を五感で味わうことができる、新時代の観光拠点として、訪れる人々に感動と発見を提供し続けています。
| 住所 | 〒357-0128 埼玉県飯能市赤沢223 |
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やまね酒造は2019年(令和元年)に創業した埼玉県飯能市の環境保全の会社です。飯能産西川材を使用した木桶仕込み・6号酵母・袋吊り・無濾過生原酒に拘り自然派のお酒を製造しています。…