城下町の歴史と自然が息づくこの地で、地元の人々や観光客に愛され続ける和菓子店です。
素材の味を大切にした上品な味わいと、弘前らしい風情を表現した和菓子が並び、店内にはお抹茶とともに生菓子を味わえる茶室も併設されています。
数々の和菓子が並ぶ店内ですが、地元の人々はもちろん、遠方からの観光客がこぞって買い求めるのが、この店の看板商品である「林檎パイ」です。
一般的に林檎パイには煮詰めた林檎のスライスが使われますが、寿々炉では弘前特産の「ふじ」と「紅玉」を独自の比率でブレンドし、細かく刻んで煮詰めています。紅玉の爽やかな酸味とふじの優しい甘さが絶妙なバランスを生み出し、手間暇かけてじっくりと煮込むことで、まるで林檎餡のようなねっとりとした舌触りが生まれます。甘さは極めて控えめに仕上げられており、一口食べると、和菓子店ならではの上品な甘さと林檎本来の風味が口いっぱいに広がります。この餡は、林檎の形がわずかに残る絶妙な加減で、まるで職人の手業を表現しているかのようです。

りんごの栽培と文化を体験できるユニークな観光施設です。
広大な敷地に広がるりんご畑を散策したり、季節限定のりんごの収穫体験を楽しんだりできるほか、園内の「りんごの家」では、弘前市内の有名店が手がける様々なアップルパイを食べ比べできる、まさにりんご尽くしの旅の拠点となっています。

古くから地元の人々に愛されてきた大衆食堂です。
津軽ラーメンの王道である煮干し中華そばを看板メニューとし、どこか懐かしい雰囲気の中で、心安らぐ一杯を提供し続けています。
津軽地方でラーメンといえば煮干し出汁が定番ですが、同店では特にその煮干しの風味を深く感じられる一杯を提供しています。
濃厚でありながら、後味がすっきりとした「津軽煮干しラーメン」は、長年にわたり多くの人々の胃袋を満たしてきました。
一口スープを飲めば、口いっぱいに広がる煮干しの香りと旨味が、まさに津軽の味を再認識させてくれます。

築100年以上の歴史を持つ元新聞店だった建物をリノベーションして生まれた、懐かしさと新しさが共存する特別な空間です。

その日揚がったばかりの活ホタテを求めて多くの人々が訪れる、知る人ぞ知る存在です。
お店の大きな特徴は、なんといっても入口の横に設置された巨大な水槽。
ここでは、漁港から直送された活ホタテが所狭しと並んでおり、訪れる客を最初に迎える新鮮さの証です。
店内で食事をする際は、この水槽から直接、その場で調理してくれるという、漁港ならではのライブ感が味わえます。
「ホタテづくし定食」は、熱したホタテの貝殻を器にした名物の「ホタテ貝焼き」、新鮮なホタテの旨みが凝縮された「ホタテの刺身」、そしてホクホクとした食感が楽しめる「ホタテフライ」が一度に味わえます。
中でも「ホタテ貝焼き」は、味噌と卵でとじた青森の郷土料理で、ホタテの出汁が溶け出した優しい味わいが特徴です。
ホタテの旨みが口いっぱいに広がり、ご飯がいくらでも進むと評判です。