【有吉くんの正直さんぽ】雑居ビルで「こにたん」発見『皮革産業資料館』#有吉弘行 #松村沙友理 #アルコアンドピース 奥浅草周辺 2025/12/27放送

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台東区産業振興事業団 産業研修センター

奥浅草の静かな一角に佇む皮革産業資料館は、東京都台東区の地場産業である皮革産業の歴史と文化を伝える、国内でただ一つの専門資料館です。台東区は古くから「かわ」を扱う会社や製品を製造・販売する企業が日本で最も多く集まる地域として栄えてきました。この資料館は、そうした皮革産業に関わる企業が主体となり、昭和56年(1981年)に開館いたしました。貴重な革製品や文献などを収集し、その展示を通して日本の皮革文化の向上に貢献することを大切な目的にしています。現在は、台東区立産業研修センターの施設内にあり、地域の産業振興の拠点としても機能しています。

こちらの資料館の最大の特徴は、何といっても「かわ」に特化した展示内容の貴重さにあります。国内唯一の専門施設であるため、その収蔵品の価値は非常に高く、江戸時代から近代までの幅広い時代の革製品を無料でじっくりと見学できるのが魅力です。展示室では、元大関小錦関の特注サイズの革靴や、読売巨人軍の長嶋茂雄氏のスパイクシューズ、王貞治選手のホームラン世界記録達成時のバットとミットといった、有名スポーツ選手の愛用品にも出会えます。普段は意識しないスポーツ用品と皮革との結びつきを知ることができ、スポーツファンの方にも興味深いエピソードです。また、多くの博物館や美術館と違い、解説員は常駐していませんので、ご自身のペースでゆっくりと、時に深く展示品と向き合える時間を持てます。

展示は、近世から近代にかけての日本の皮革文化の変遷を辿る構成となっており、その時代ごとの実用性と美意識を感じられます。江戸時代には、皮革は決して一般的な素材ではありませんでしたが、その丈夫さや機能性から、武士の火事装束である革頭巾や、火縄銃の弾薬入れ、馬の鞍や鐙(あぶみ)といった武具・馬具として重宝されました。また、丁銀などを入れる革袋や、重要な帳簿のカバーなど、商業に関わる品々にも用いられ、実用品としての側面に加え、権力や財力を示す要素も持っていました。

近代に入り、日本の西洋化が進むと、皮革製品も大きく変化していきます。特に、明治時代に西洋の文化とともに普及が進んだのが、革製の革靴です。かつて小さな革製小物入れは「胴乱」と呼ばれていましたが、洋装に合うように改良された鞄が、鉄道の開通なども手伝い、一気に広まりました。また、軍隊や警察、郵便事業など、西洋化を急ぐ分野で制服とともに革靴の需要が高まり、製靴産業も発展しました。資料館では、ヨーロッパから伝わり、日本では壁装材や袋物として珍重された、革に凹凸と彩色を施した繊細な工芸品である金唐革も目にすることができます。これらの貴重な展示品の数々は、普段私たちが使う革製品の歴史的背景と、皮革が持つ多様な可能性を教えてくれることでしょう。休館日は月曜日、国民の祝休日、年末年始となっていますので、お出かけの際は事前にご確認ください。浅草寺周辺から少し足を延ばした隅田川沿いの静かな場所で、日本の皮革文化の深さに触れる特別な体験をどうぞお楽しみください。

住所 東京都台東区橋場1丁目36−2
電話 03-3872-6780

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