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日比谷の商業施設の一角にありながら、日本の食文化を世界へと発信する役割を担う、日本料理のお店です。オーナーシェフは山本征治氏で、伝統的な日本料理の技法を受け継ぎつつ、常に新しい発想と科学的なアプローチでその可能性を広げていらっしゃいます。元々は2003年12月23日に六本木で開店しましたが、15年の時を経て2018年8月に、東京ミッドタウン日比谷の7階へ移転し、新たなスタートを切りました。屋号である「龍吟」は、山本氏が修業時代に感銘を受けた禅の言葉、「龍吟雲起(想いを決めた勇者が行動を起こすと、同志が互いに集う)」に由来しており、その名が示す通り、国内外から注目を集めています。国内外の数々の料理学会に日本代表として招かれ、日本料理の精神と技術を世界に伝え続けている、非常に国際的な評価を受けているお店でもあります。
このお店の根底にあるのは、「日本の豊かさ、そして本物の魅力」を料理を通して表現したいという山本シェフの強い想いです。日本料理は「日本の自然環境の豊かさを、料理を以て表現したもの」と定義され、嘘のない本物の食材のみを使い、その素材の持つ力を最大限に引き出すことに情熱を注いでいます。その徹底した姿勢は、料理の「温度、質感、香り」を完璧に管理するため、山本氏がお店に不在の際は臨時休業するというスタイルにも表れています。さらに、食材の持つ可能性を深く探求するために、鱧(はも)の骨切りを理論的に証明するため、なんと鱧を病院に持ち込みCTスキャンやレントゲン撮影で骨の構造を分析したという、驚きのエピソードもございます。この科学的な探求心によって、鱧の骨を切る最適な角度(25度)を導き出し、料理人としての卓越した技術と知恵を世界にも発信してきました。また、日本全国の旬の食材を「日本の宝物」と確信し、その時々の季節を味わうことを大切にされているのも大きな特徴です。
緻密に計算された技術と、素材への深い理解が味わえるお料理の中でも、特に刀から受け継がれた日本の包丁文化が光る「お造り」は格別です。柳刃包丁の一太刀で引かれた魚の身は断面が鋭利になり、魚の旨味成分を含んだ水分が出にくい状態になるそうです。さらに、魚の表面に優しく塩水を当てることで、魚の体液である旨味成分を引き寄せた「体液ソースをまとったお造り」として提供されます。これによって、魚が持つ最高の舌触りと旨味を堪能できるのです。また、烏賊(いか)のお造りでは、「ねじり蛇腹」と呼ばれる極意を駆使します。烏賊の表と裏から中心に向かって深く包丁を入れるこの技法は、甘い部分が舌に触れる面積を物理的に増やし、食した瞬間に甘みがほとばしるような感覚を生み出すと言われています。
このお店ならではの革新的な名物料理として、日本海産の最高級魚である赤むつ(のどぐろ)を使った「龍鱗」と呼ばれる一品がございます。このお料理は、脂肪と水分を十分に含んだ赤むつを使い、日本伝統の「魚の干物の炙り焼き」からヒントを得て、干して熟成させた食材の旨味を最大限に引き出したものです。シンプルな「揚げる」「焼く」といった調理法でありながら、骨や鱗まで美味しく食べられるという、素材を一切無駄にしない、まさに職人技が凝縮された逸品です。また、お料理だけでなく、空間にも日本の伝統と本物へのこだわりが詰まっています。和の空間をより快適に過ごしてもらうための店づくりを心掛け、日本の伝統工芸品や様々な作家が作陶した器を使い、目で見て触れて「本物とは何か」を常に感じられるような場所であることを目指しているそうです。料理を通じて「日本の豊かな食文化」を国内外に発信し続ける、まさに現代の日本料理をリードするお店として、世界の美食家たちから熱い視線を集めています。
| 住所 | 東京都千代田区有楽町1-1-2 ミッドタウン日比谷 7F |
|---|---|
| 電話 | 03-6630-0007 |
www.nihonryori-ryugin.com…

日本料理 龍吟 (りゅうぎん) – 日比谷/懐石・会席料理 [一休.comレストラン]
“禅”の言葉「龍吟雲起」に由来、世界に誇る日本料理の名店。禅語「龍吟雲起」に由来する店名を掲げた、世界に誇る日本料理の名店。そこで腕をふるうのは、“日本の至宝たる素材を極めて自然な状態で味わうことが、…