【東野・岡村の旅猿】1934年に建築された広島地方気象台の旧庁舎『広島市江波山気象館』#三四郎小宮 おすすめ広島県の旅 2026/6/22放送

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広島市江波山気象館

広島市中心部を見渡す江波山の高台に建つ広島市江波山気象館は、気象や自然科学を楽しく学べる博物館でありながら、広島の歴史を今に伝える貴重な被爆建物でもあります。現在の建物は1934年に旧広島地方気象台の庁舎として建設されたもので、1935年から気象観測の拠点として活躍しました。重厚感のあるモダンな外観は昭和初期の建築様式を色濃く残しており、その価値が認められて広島市の重要有形文化財にも指定されています。1992年に気象館として生まれ変わり、全国でも珍しい気象専門の博物館として親しまれています。

この施設ならではの大きな特徴は、気象科学と被爆の記憶を同じ建物の中で学べることです。1945年8月6日の原爆投下では、爆心地から約3.6km離れたこの建物も大きな被害を受けました。窓枠は爆風で曲がり、壁には飛散したガラス片が突き刺さりましたが、職員たちは負傷しながらも観測業務を続けたと伝えられています。館内には当時の傷跡や資料が保存されており、広島の復興と気象観測の歴史を静かに語りかけてくれます。被爆当時の様子は柳田邦男氏の小説「空白の天気図」の題材としても知られています。

展示エリアでは、風向風速計や気圧計、雨量計など実際に使用されていた気象観測機器を見ることができます。また、映像展示では水の循環や広島の四季、被爆当時の気象台の様子などをわかりやすく紹介しており、大人から子どもまで楽しみながら学べます。さらに、体験型コーナーでは自然現象や天気の仕組みを身近に感じることができ、科学館としての魅力も充実しています。

建物そのものにも見どころが多くあります。縦長の窓や幾何学的な装飾、片側だけに設けられた柱を持つ玄関ポーチなど、当時としては先進的なデザインが随所に見られます。外壁には人造石を用いた意匠が採用され、昭和初期の高い建築技術を感じられます。江波山公園の緑に囲まれた立地も魅力で、館の周辺からは広島市街地や瀬戸内海方面の景色を楽しむことができます。科学への興味を深めながら平和についても考えられる、広島ならではの学びの場として訪れる価値のある施設です。

住所 広島県広島市中区江波南1丁目40−1 広島市江波山気象館
電話 082-231-0177

ホームページ

広島市江波山気象館へようこそ | 広島市江波山気象館公式ホームページ

広島市江波山気象館は全国でもめずらしい、お天気の博物館です。 風の強さが体験できる「突風カプセル」や、 台風や雲の中に入ったような雰囲気を味わえる 「タイフーンボックス」などの体験展示で、 お天気について楽しく学ぶことができます。…

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