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東京都練馬区、西武池袋線の桜台駅から歩いて約1分。千川通り沿いに店を構える図鑑カフェ fumikuraは、図鑑や写真集を眺めながら食事やお茶を楽しめるブックカフェです。2016年1月に開店したのは、店主の井守正暁さん。店名は、大和言葉の「文庫」に由来します。井守さんは以前、仕事で疲れたときに図鑑を開き、その写真や絵に親しんできたそうです。長い文章を読み進めなくても、好きなページから気軽に楽しめる。そんな図鑑の魅力を、日常のなかで味わえる場所にしたいという思いが、この店の出発点になりました。
店内の棚には、自然、科学、地理、歴史、食文化など、さまざまな分野の図鑑や写真集がずらりと並びます。蔵書は約2,500冊。元書店員でもある井守さんが、写真や図版の美しさ、ページを開いたときの面白さを大切にして選んだ本です。棚の並べ方にも工夫が凝らされ、気になった1冊を手に取ると、隣に並ぶ本から新しい興味が広がっていきます。店内の本は自由に閲覧でき、気に入ったものを購入することも可能。木のテーブルや読書灯が置かれた空間には、慌ただしい日常を離れて自分のペースで本と向き合える落ち着きが感じられます。
食事や飲み物にも、店ならではの工夫が見られます。練馬区産の大根を使ったねりま雪中椀は、大根おろしとだしを合わせたお茶漬けで、主に秋から春にかけて登場する一品です。オレンジ珈琲には自家製のオレンジピールを使い、果皮まで無駄にしない工夫を取り入れています。甘いものを楽しみたいときは、梅ジュースなどを使った日替わりゼリーや、果実酒に漬けた果実を活用した自家製アイスクリームも候補に。イタリア風のアイスコーヒー、シェケラートを味わいながら、気になるページをゆっくりめくるのも素敵です。
コーヒーやお茶だけでなく、自家製の果実酒やクラフトビールを楽しめるのも特徴です。食事にはランチセットや軽食などがそろい、読書の合間にお腹を満たすこともできます。さらに、テーマに沿った本を集める特集フェアや、月に1回のミニプラネタリウムなど、図鑑の世界をより身近に感じられる催しも企画されています。夕方には天井への映像投影も行われ、本の中で出会った世界への関心を、店内でさらに広げられます。
春には、店の前を通る千川通りの桜並木も散策の楽しみになります。何かを調べたいときはもちろん、目的を決めずにふらりと立ち寄り、偶然出会った本を眺めて過ごすのもこのカフェらしい楽しみ方。ページをめくるうちに、昔好きだったものを思い出したり、これまで知らなかった世界に目を向けたり。図鑑カフェ fumikuraは、本を通して日々の好奇心を少しずつ広げてくれる、桜台ならではの一軒です。
| 住所 | 東京都練馬区桜台1-4-7 仙川ビル 1F |
|---|---|
| 電話 | 03-6914-5886 |
大人の図鑑カフェ…