江戸時代の伝統的な灰汁発酵建て藍染を忠実に再現する工房。
自然素材のみで染め上げた藍の色は、深みがあり、見る人を魅了する。
ここでは、藍染体験を通して、歴史ある染めの技法に触れることができるだけでなく、日本の伝統文化を肌で感じることができる。
工房では、藍染の歴史や、藍染に使われる素材について詳しく解説してくれる。
藍染は、古くから日本人に親しまれてきた染色法の一つ。
藍染に使われる藍は、インドや中国から日本に渡来し、江戸時代には庶民の衣服を染めるために広く利用されていた。
藍染の色は、時間の経過とともに深みを増し、独特の風合いを生み出す。
こちらの工房の特徴は、江戸時代の灰汁発酵建てという伝統的な技法を守り続けていること。
灰汁発酵建ては、藍の葉を長時間発酵させることで、深みのある藍色を出すことができる技法で、
手間と時間がかかるため、現代ではほとんど行われていないという。
しかし、「藍染工房・伊勢藍」では、この伝統的な技法を現代に伝承しようと、日々努力している。