東京都港区赤坂に鎮座する赤坂氷川神社は、都心にありながら豊かな緑に囲まれ、静謐な空気が流れる神社です。
その創建は古く、室町時代にまで遡るとされ、徳川家康公をはじめとする歴代将軍からの崇敬も篤かったことで知られています。
縁結びの神様としても名高く、多くの人々が良縁を求めて訪れます。都会の喧騒を忘れ、歴史と自然を感じられる貴重な空間です。
創建は、室町時代の文明10年（1478年）に、武蔵国豊島郡赤坂の地に祀られたのが始まりと伝えられています。
その後、江戸時代に入り、徳川家康公が江戸城に入府した際、鬼門除けの守護神として崇敬しました。
二代将軍秀忠公の時代には社殿が改築され、三代将軍家光公の時代には春日局が深く帰依し、
社領が寄進されるなど、徳川家との深い繋がりを持つ神社として発展しました。
現在の社殿は、第二次世界大戦の戦火を免れた貴重な江戸時代の建築物であり、当時の面影を今に伝えています。