笠森観音は、大悲山笠森寺という天台宗の寺院です。
日本で唯一の「四方懸造（しほうかけづくり）」という特殊な建築様式で建てられた観音堂です。
61本の柱で支えられたその姿は、まるで空中に浮かんでいるかのように見え、訪れる人々を魅了します。
創建は延暦3年（784年）と伝えられ、伝教大師最澄が楠の霊木で十一面観世音菩薩を刻み、この地に安置したのが始まりとされています。
現在の観音堂は、後一条天皇の勅願により長元元年（1028年）に建立されました。
その後、何度か再建されていますが、その独特な建築様式は今も変わらず、国の重要文化財に指定されています。
笠森寺は坂東三十三観音霊場の第三十一番札所でもあり、古くから巡礼の地として多くの信仰を集めています。

千葉県茂原市にある人気のサーキット場です。
レーシングカート、ミニバイク、モタード、四輪走行（グリップ＆ドリフト）など、様々なモータースポーツを楽しむことができます。
初心者から上級者まで幅広い層に支持されており、国内屈指の人気コースとして知られています。
サーキットは、全長1,170mのロングコース（東コース）とショートコース（西コース）で構成されています。
ロングコースは主に四輪走行がメインで、JAF全日本選手権も開催されるハイスピードコースです。
ショートコースはレーシングカートやミニバイクなどに利用されています。
コースはアップダウンに富み、ジェットコースターのようなS字や、最終コーナーの手前が下り、
後半が登りになっているなど、テクニカルなレイアウトが特徴です。
そのため、初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて楽しむことができます。

戦国時代の武将・里見氏の居城として知られる城です。
現在は城山公園として整備されており、模擬天守からは館山湾を一望できる絶景スポットとなっています。
城内にある八犬伝博物館では、里見氏を題材にした「南総里見八犬伝」に関する資料が展示されており、歴史と文学の両方を楽しめる場所です。
里見氏は、安房国（現在の千葉県南部）を支配した戦国大名で、館山城は里見氏の最後の居城となりました。
しかし、1614年に里見氏は改易となり、館山城も廃城となりました。
現在の館山城は、1982年に建てられた模擬天守です。
天守内部は、八犬伝博物館となっており、「南総里見八犬伝」に関する資料が展示されています。
また、天守からの眺めは素晴らしく、館山湾や市街地を一望できます。
城山公園内には、模擬天守の他にも、博物館本館、万葉の径、日本庭園、茶室などがあり、四季折々の自然を楽しむことができます。
特に、春には桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。

千葉県館山市洲崎に鎮座する洲崎神社は、古くは安房国一宮とも言われた歴史ある神社です。
主祭神は天比理乃咩命（あまのひりのめのみこと）で、安産、航海安全、豊漁、五穀豊穣、厄除開運の守護神として信仰を集めています。
境内からは東京湾の入り口を見下ろすことができ、晴れた日には鳥居越しに富士山を望むことができます。
特に、海岸にある浜鳥居から見る景色は絶景で、多くの参拝者を魅了しています。
創建は神武天皇の御代と伝えられ、平安時代には朝廷から正三位の位が与えられました。
源頼朝が伊豆での挙兵に失敗して安房へ逃れた際、戦勝祈願をした神社としても知られています。
本殿は館山市指定有形文化財に指定されており、その歴史を感じさせる佇まいです。
近年パワースポットとしても注目を集めています。
境内には、海上安全のために龍宮から献上されたとされる「御神石」や、邪気を払うとされる随身門など、様々なパワースポットがあります。