佐渡汽船ターミナルへと向かう道すがら、どこか懐かしい佇まいで旅人や地元の人々を迎え入れるお店です。
立ち食いそばという手軽なスタイルでありながら、その一杯には新潟の港町が培ってきた歴史と文化、そして人々の温かさが凝縮されています。
その名の通り、かつて佐渡汽船の乗降客で賑わった「のりば」に隣接し、長年にわたり旅立つ人々や帰港した人々のお腹を満たしてきました。立ち食いそばという業態は、時間のない旅人にとって非常に利便性が高く、また、限られた空間だからこそ生まれる店員と客との距離の近さが、独特の活気と温かい雰囲気を作り出しています。

そばは、厳選された素材と長年培われてきた秘伝の出汁が織りなすハーモニーが特徴です。
特に、昆布と鰹節をベースにした深い味わいの出汁は、どこかホッとするような優しい香りが食欲をそそります。
そして、コシのあるそばは出汁との相性も抜群で、つるりと喉を通るたびに、その美味しさに心が満たされます。
さらに、ここでは定番の「かけそば」「たぬきそば」だけでなく、新潟ならではの食材をふんだんに使ったユニークなメニューも楽しめます。