都営三田線志村三丁目駅から環八通り沿いに歩いてすぐ、板橋区坂下にあるのが、地元の方に長年愛され続けている喫茶店次男房です。
扉を開けると広がるのは、昔ながらの「昭和の喫茶店」らしい、温かみのあるクラシックな空間です。創業は1981年11月16日で、2023年時点で創業42年を迎える地域に根ざしたお店として、その変わらぬ佇まいが多くの人を惹きつけています。店内は落ち着いた雰囲気が漂い、テーブル席やカウンター席、さらにグループ利用にもぴったりな大きなテーブル席まで配置されています。

次男房の大きな特徴は、喫茶店としての高いクオリティと、地域に寄り添う心遣いにあります。こちらで提供されるコーヒーは全て自家焙煎で、専門店ならではの豊富な種類を取り揃えています。カウンターにはコーヒー豆を入れた瓶がずらりと並び、その並々ならぬこだわりを感じさせます。また、一般的なチェーンの「珈琲館」とは少し異なる、独自の温かい雰囲気を持っていることも、このお店の魅力の一つです。特に注目したいのは、店内の本棚に並べられた子ども用の本です。この空間は土日にはファミリールームのように利用できるようにと、ご家族でもゆったりと過ごせるよう配慮されており、ファミリー層にも優しい昔ながらの珈琲店として親しまれています。

メニューの中でも特に人気を集めているのは、自家製スイーツのホットケーキと、自家製ケーキのスイートポテトです。ホットケーキは、昔ながらの素朴な味わいと歯応えがあり、見た目はこんがりと焼き上がっていても、中身はふんわりとした仕上がりになっている点が魅力です。丁寧に焼き上げられた厚みのある姿は、最高級のコーヒーと並んでも遜色のない、お店を代表する自家製スイーツの一つとなっています。

また、次男房はモーニングやランチのメニューも充実しており、朝から夜まで色々な楽しみ方ができます。トーストとブレンドコーヒーなどが楽しめるモーニングメニューは3種類あり、朝のひとときをゆったりと過ごしたい方に人気です。ランチタイムには5種類のメニューが用意されており、中でもハンバーグは粗びきで肉々しい食感とコクのあるデミグラスソースがマッチした人気の一品です。ランチメニューはライス系とパスタ系があり、ライスは白米と玄米から選ぶことができるのもうれしい点です。このように、自家焙煎のコーヒーはもちろん、手作りにこだわったフードやスイーツが揃い、訪れる人の心と体をそっと満たしてくれる、特別な一軒です。