銀座の華やかな交差点にほど近い場所に、「ときを味わう場所」をコンセプトとするスモールラグジュアリーリゾートブランド、ふふ 東京 銀座が2025年11月16日に開業しました。このホテルは、東京メトロ銀座一丁目駅に直結する大変便利な立地でありながら、一歩足を踏み入れると街の喧騒から切り離された、日本の伝統美と現代の感性が交差する静謐な空間が広がっています。施設の構成は、地下2階から地上12階、そして屋上階を含む全10フロアにわたっており、都心に新たな日本リゾートの魅力を提示しています。

このふふ 東京 銀座の最も大きな特徴は、全34室の客室すべてに天然温泉の客室風呂と庭が備えられている点です。銀座で温泉が湧かない場所にもかかわらず、かつて徳川家康も愛したといわれる伊豆の熱海温泉から、毎日お湯が運ばれてきているというから驚きですね。泉質は塩化物泉で、肌の保湿や保温効果が期待できるため、好きな時に心ゆくまで名湯に浸る贅沢な滞在が叶います。また、客室内は日本の美意識が息づく特別な空間で、季節の草花や伝統工芸、アートで美しく彩られており、日本の平屋にいるような趣を感じることができます。最上階にはルーフトップラウンジのゆそらがあり、木々に囲まれたプライベート空間で、個別設置された熱海温泉の足湯に入りながら銀座の街並みや夜景を眺めてくつろげます。

宿泊者を魅了する食の体験も、このホテルの大きな魅力の一つです。館内には二つの美食空間があり、ひとつは12階にある日本料理の銀座がゆうです。ここでは、全国から選び抜いた四季折々の旬の食材を使い、自然の恵みを余すことなく活かした繊細な日本料理のコースが提供されます。すべての席が個室になっており、夜景を望む席や掘りごたつ席など、趣の異なるプライベートな空間でゆったりと食事の時間を過ごせます。

もう一つの食事処として、地下1階には静謐なカウンターを備えた鮨 ぎんががあります。ここでは、旬の鮮魚を職人が丁寧に仕立て、目の前で握る本格的な江戸前寿司を堪能できます。日本料理のコースと寿司とを掛け合わせた、ここでしか味わえない唯一無二の鮨体験も用意されているようです。さらに、10階と11階に宿泊するお客様は、レストランでのお食事以外にお部屋食を選ぶこともできるため、客室の庭を眺めながら、贅沢な時間を過ごすことができます。