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高田馬場にある茶道会館は、戦後の混乱した社会の中で、日本古来の伝統文化である茶道を広め、人々の心の落ち着きを取り戻したいという理想から、1950年(昭和25年)に建設されました。当時、建築材料が不足する中で、各地から杉材を集め、土壁や一文字瓦葺きで造られた数寄屋造りの平屋建ての建物です。
この茶道会館の建設は、初代理事長の北見米造(宗国)氏が手がけました。北見氏は、仏師を目指して高村光雲氏に師事した後、建築家となり、桃山時代様式の建築に精通していました。重要文化財に指定されている旧磯野邸「銅御殿」の設計・施工や、島根県指定文化財である明々庵の移築なども手がけるなど、古い建物から近代住宅まで幅広い建築に携わった方です。茶道会館の敷地は、設立当初は焼土と化した状態でしたが、植えられた苗木はやがて大きな樹木となり、今では都心にありながらも豊かな緑に囲まれた静かな庭園が広がっています。白木で造られた建物も、長い年月を経て深い渋みをたたえています。
茶道会館は、一棟の中に広間、小間、立礼席など、様々な趣の茶席が総合的に配置されている点が特徴です。これは、茶道の多様な場面に対応できるよう工夫された造りです。現在も、多くの人々が茶道の道場として利用しており、初心者の方から上級者の方まで、幅広い層の方が茶道を学べる場となっています。お子様向けの茶道教室も開かれており、4歳くらいのお子様から日本の伝統文化に触れ、礼儀作法や挨拶を学ぶことができます。
ここでは、お茶を点てるだけでなく、茶事や茶会といった本格的な体験もできます。特に、茶会を簡略化したものではなく、正式な客のもてなし方である茶事は、季節や始まる時刻によって構成が異なり、炭手前、懐石、濃茶、薄茶で構成されます。また、初心者のための茶事教室も開催されており、茶道未経験の方でも、お茶の頂き方から丁寧に指導してもらえるので安心です。稽古や茶事を通して、日本の「和敬清寂」というおもてなしの心を感じることができます。
| 住所 | 東京都新宿区高田馬場3丁目39−17 茶道会館 |
|---|---|
| 電話 | 03-3361-2446 |
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