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長野・軽井沢バスサンド スポットリスト
栃木県・黒磯から続くカフェ文化を軽井沢の森で楽しめるSHOZO COFFEE KARUIZAWAは、中軽井沢の複合施設Karuizawa Commongroundsにあるカフェです。SHOZO COFFEEの原点は、1988年6月に栃木県黒磯のアパート2階から始まった1988 CAFE SHOZOです。現在も黒磯をはじめ那須や東京などへ店を広げ、それぞれの土地になじむ店づくりを続けています。軽井沢店が入るKaruizawa Commongroundsは2023年3月1日に開業し、書店や飲食店、コワーキングスペース、インターナショナルスクールなどが森の中に点在しています。SHOZO COFFEE KARUIZAWAも、この施設の開業とともに軽井沢で歩みを始めました。
SHOZO COFFEE KARUIZAWAの魅力は、本とコーヒーを一緒に楽しめる環境です。店は軽井沢書店 中軽井沢店と同じ建物に入り、窓の向こうには軽井沢らしい木々が広がります。森を身近に感じながら本を開き、コーヒーを飲んで過ごせるため、観光の途中に立ち寄るだけでなく、少し時間を取ってのんびり過ごしたくなる場所です。建物の外周にはテラス席も設けられています。SHOZOらしい味を支えているコーヒー豆は、栃木県那須塩原市のSHOZO COFFEE ROASTERSで焙煎したもの。甘みとコクを感じさせながら、後味をすっきりとまとめたコーヒーを軽井沢でも味わえます。
コーヒーと一緒に味わいたい定番がスコーンです。軽井沢店では店内のキッチンで焼き上げており、外側はサクッと、中はしっとりとした食感に仕上げています。素朴なお菓子だからこそ、小麦の風味ややさしい甘さを感じやすく、深みのあるコーヒーとの組み合わせも楽しみのひとつです。SHOZO COFFEEを代表するお菓子として長く親しまれている品を、焼きたてに近い状態で楽しめるのは軽井沢店ならではのうれしいところです。
このほか、店内ではクロワッサンなどのパンも焼き上げています。さらに、SHOZO OVENから届く焼き菓子もそろい、コーヒーのおともはもちろん、軽井沢旅行のお土産にも選びやすい品ぞろえです。コーヒー豆を購入して自宅で楽しむこともできるため、旅先で味わった一杯を帰宅後にもう一度楽しめます。なお、2026年8月時点で公式案内では営業時間が09:00〜16:30ラストオーダー、火曜定休となっていますが、季節によって変わる場合があります。SHOZO COFFEE側も店舗ごとの休業変更をInstagramで案内しているため、訪れる前に最新情報を確認しておくと安心です。中軽井沢で本を探したり森を散策したりしながら、SHOZOのコーヒーと焼き菓子でひと休みできる、軽井沢らしいゆったりとした時間を楽しめるカフェです。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉鳥井原1690-4 コモンクラウンズ内 |
|---|---|
| 電話 | 0267-41-6886 |

軽井沢T-SITEへのアクセス、店舗紹介、イベント情報やおすすめ商品などを紹介。…
軽井沢駅のすぐそばで100年以上にわたり暖簾を守る、信州そばの老舗です。そば処 高美亭 本店は1907年(明治40年)創業。もともとは軽井沢駅の傍らで店を構えていましたが、周辺の区画整理をきっかけに現在の場所へ移りました。現在は5代目店主が受け継ぎ、地元の方から軽井沢を訪れる旅行者まで、世代を越えて親しまれています。軽井沢観光の玄関口から立ち寄りやすく、到着後の昼食はもちろん、帰りの列車を待つ間に信州らしい味を楽しみたいときにも使いやすい一軒です。
高美亭 本店の大きな魅力は、避暑地として発展してきた軽井沢の歴史とともに歩んできたことです。創業した明治末期は、軽井沢が外国人宣教師や文化人らの避暑地として知られるようになっていった時代。駅前で長く商いを続けてきた店だけに、観光地の飲食店というだけではなく、軽井沢の移り変わりを見守ってきた存在でもあります。親から子へ、さらに孫へと店の思い出が語り継がれ、何代にもわたって訪れるお客さまがいるというエピソードからも、その歴史の長さが伝わってきます。
食事の中心となるのは、軽井沢で味わいたい信州そばです。冷たいそばではざるそばをはじめ、天ぷらと組み合わせた天ざるなどがあり、そばそのものを楽しみたいときにも、しっかり食事を取りたいときにも選びやすくなっています。さらに、信州らしいクルミを使ったくるみそばも楽しめます。香ばしくコクのあるクルミの風味とそばを一緒に味わえるため、一般的なそばつゆとはひと味違った信州らしさに触れられる一品です。
温かいそばを食べたい日には山かけそばなども選択肢となり、そば以外では天丼をはじめとする丼ものも扱っています。そばとご飯ものを組み合わせて食べられるのも、昔ながらのそば処らしい楽しみです。また、長野県の郷土食として親しまれるおやきも扱われており、そばだけでなく信州の食文化を気軽に味わえます。軽井沢駅周辺を散策する途中での食事から、旅の締めくくりまで、軽井沢の歴史と信州の味を一緒に楽しめる高美亭 本店。100年以上続いてきた駅前のそば処という背景を知ってから訪れると、目の前の一杯にも軽井沢らしい時間の積み重なりを感じられます。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町新軽井沢東8-2 |
|---|---|
| 電話 | 0267-42-2481 |
www.sanwa-gr.com…
こちらは『高美亭 本店(軽井沢/そば(蕎麦))』のお店ページです。実名でのオススメが9件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!…
旧軽井沢銀座通りで、昔ながらの和菓子と甘味を楽しめるちもと総本店 軽井沢本店は、長い歴史を受け継ぐ御菓子司です。現在の店は軽井沢に根を張っていますが、その歩みをたどると東京・銀座、さらに京都へとつながります。店に伝わる歴史については資料によって創業時期の説明に違いがあり、公式サイトでは江戸時代中期創業と紹介されています。一方、2026年に公開された4代目店主への取材では、京都の和菓子店から最中、落雁、村雨の3品を受け継いだ初代が、明治後期に銀座で店を開いたと語られています。「ちもと」という名も、ルーツとなった京都の店が千本通にあったことにちなみ、「千本」の読み方から名付けられたとされています。その後は暖簾分けによって各地へ広がり、本店は第二次世界大戦の戦禍を避けて軽井沢へ移りました。現在は初代から数えて4代目が暖簾を守り、旧軽井沢散策の途中で立ち寄れる甘味処として親しまれています。
この店を代表する和菓子がちもと餅です。沖縄産黒糖を使った求肥に信州産のくるみを練り込んだ看板商品で、やわらかな求肥とくるみの食感、黒糖の風味を一度に味わえるのが持ち味です。長く受け継がれてきた和菓子店でありながら、軽井沢へ移ってから土地に合った菓子を生み出してきたところもちもと総本店らしい魅力です。その代表が蕎麦団子で、銀座時代に親しまれていた草団子をもとに、信州らしい素材を取り入れようと考案されました。信州産そば粉を使った団子をなめらかなこし餡で包み、そばの香りと餡の甘みを重ねています。ちもと餅、蕎麦団子、注文を受けてから自家製だし醤油で香ばしく焼く焼き団子は、店を代表する3つの味として紹介されています。
もうひとつ、軽井沢ならではの楽しみが軽井沢天然氷のかき氷です。軽井沢の湧水を使い、時間をかけて凍らせた希少な天然氷を削っています。公式案内では、ゆっくり凍らせることで溶けにくく、氷そのものにも味わいが感じられると紹介されています。なかでも宇治金時は、特製の宇治抹茶蜜に自家製あんこを合わせ、器の底には栗と白玉を忍ばせた一品です。生のいちごと自家製白蜜から非加熱でシロップを仕立てる生いちごもあり、和菓子店ならではの丁寧な甘味づくりが感じられます。天然氷のかき氷は夏だけの楽しみと思われがちですが、2026年の店主取材では年間を通した名物として紹介されています。
店内では和菓子だけでなく、あんみつ、栗ぜんざい、田舎しるこ、豆かんなど、昔ながらの甘味も幅広くそろいます。さらににしん蕎麦、きのこ蕎麦、とろろ蕎麦などの食事も用意され、甘味休憩だけでなく軽めの昼食にも立ち寄れます。持ち帰りの和菓子では、黒糖のすり蜜とこし餡を合わせた千本饅頭、黒胡麻を練り込んでつぶ餡を包んだ三冬饅頭、和栗とこし餡を竹皮に直接流して蒸す栗蒸し羊羹なども並びます。軽井沢へ受け継がれた歴史と信州の素材がひとつになったちもと総本店は、旧軽井沢銀座を歩くなら、名物のちもと餅とともに土地に寄り添って変化してきた和菓子文化にも触れてみたい一軒です。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢691-4 |
|---|---|
| 電話 | 0267-42-2860 |
www.chimoto-sohonten.com…

旧軽井沢の旧三笠通り沿いにあるMona’s Kitchen & Marketplaceは、カナダの家庭で親しまれてきたような、しっかり食べ応えのある朝食やサンドイッチと、海外の食材を扱うマーケットをひとつにしたお店です。2026年にオープンした新しい一軒で、カナダ出身のオーナー、Rob Piazzaさんが手がけています。店名の「Mona」はオーナーのお母さまの名前から付けられたもの。自身がカナダで育つなかで親しんできた、心がほっとする朝食やサンドイッチを軽井沢で楽しんでもらいたいという思いが、お店の原点になっています。地元の人はもちろん、旅で訪れた人や家族、友人同士が食卓を囲み、ゆっくり過ごせる場所を目指してスタートしました。
Mona’s Kitchen & Marketplaceのおもしろさは、単なるカフェやデリではなく、「食べる」と「買う」を一緒に楽しめるところです。店内のマーケットには、オーナーが選んだイタリア食材をはじめ、バーベキューに使いたくなる調味料、ステーキ向けの大きな塊肉、オーガニック系の食品など、軽井沢ではなかなか出会えない輸入食材が並びます。なかでもホットソースは約35種類と種類豊富で、辛いものが好きな人なら眺めているだけでも楽しめそうです。別荘で料理を楽しむための食材を探したり、旅の途中でちょっと珍しい食品を見つけたりと、レストランとは違った使い方ができるのも魅力です。
料理で注目したいのが、手間を惜しまず仕込む肉料理です。とくにパストラミサンドイッチに使うパストラミは、完成まで10日以上をかけて仕込むというこだわりよう。香辛料をきかせた肉の存在感をしっかり味わえるサンドイッチで、カナダや北米のデリを思わせる豪快なスタイルを軽井沢で楽しめます。朝はカナダスタイルのプレート料理などが用意され、軽井沢散策へ出かける前にきちんとお腹を満たしたいときにも立ち寄りやすいお店です。
もうひとつ覚えておきたいのがキューバサンドです。自家製のモホポークにハムやチーズ、ピクルスを組み合わせたサンドイッチで、この一品を目当てに足を運ぶ人もいる看板メニューです。豚肉を中心に複数の具材が重なるため、ひと口ごとに肉のうまみやチーズのコク、ピクルスの酸味が重なります。また、朝食メニューにはJammin’ Piggyというサンドイッチもあり、カナダらしい朝の食文化を感じられるメニューのひとつとして紹介されています。
店内には犬を連れて入ることもできるため、愛犬と一緒に旧軽井沢を散策する日の食事場所としても覚えておきたい一軒です。旧軽井沢銀座からも立ち寄りやすく、朝食を食べる、ランチでサンドイッチを頬張る、マーケットで輸入食材を探すといった楽しみ方ができます。朝と昼では料理の内容や提供時間が異なり、フードの提供曜日や時間が変わる場合もあるため、訪れる日は公式SNSで最新情報を確認しておくと安心です。軽井沢らしい洋食文化に、オーナーのカナダでの食の記憶を重ねたMona’s Kitchen & Marketplaceは、旧軽井沢で少し違った朝食やランチを楽しみたいときに立ち寄ってみたいお店です。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢585 |
|---|---|
| 電話 | 070-5475-6883 |
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢字中谷地1178-1293 軽井沢T-SITE |
|---|---|
| 電話 | 0267-48-6170 |
okume.jp…
軽井沢の旧軽井沢銀座通りにたたずむミカドコーヒー軽井沢旧道店は、多くの方に親しまれている喫茶店です。ミカドコーヒーは、1948年に東京の日本橋でコーヒー豆の小売業として始まりました。その数年後の1952年には、避暑地として賑わう軽井沢にこの旧道店が開かれました。当初は夏限定の営業でしたが、1981年に現在の場所に移転し、1995年からは一年を通して営業するようになりました。別荘を持つ方々や観光で訪れるお客様など、長年にわたり多くの人々に愛され、軽井沢の風景の一部として親しまれてきたお店です。
ミカドコーヒー軽井沢旧道店は、ただコーヒーを味わう場所というだけでなく、軽井沢を訪れる方々の思い出の中に深く刻まれています。かつては、多くの著名人の方々も足を運び、「ミカドでお目にかかりましょう」という言葉が交わされたエピソードも伝えられています。店内は、これまでの歴史を感じさせるどこか懐かしい雰囲気が広がり、特に2階の喫茶スペースからは、趣のある旧軽井沢銀座通りを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。また、1963年には「コーヒーを飲むだけでなく、食べることはできないか」という創業者の発案から、日本で初めてとされるコーヒーゼリーが開発されました。このユニークな発想が、後に軽井沢の名物となる品々を生み出すきっかけとなったのです。
このお店で特に人気を集めているのが、半世紀以上にわたり愛され続けているミカド珈琲のモカソフトです。新鮮な牛乳と丁寧に自家焙煎された深煎りコーヒー豆から抽出されたコーヒーを使い、ミルクの優しい甘さとコーヒーの豊かな香りとほろ苦さが絶妙に溶け合った、なめらかな舌触りが特徴です。テイクアウトではコーンで気軽に楽しむことができ、店内でいただく場合は、グラスカップに干しプラムが添えられて提供されます。また、先ほどご紹介したコーヒーゼリーも大変評判で、専用のコーヒーから丁寧に抽出されたクリアな味わいは、コーヒーそのものの魅力を存分に感じさせてくれます。
他にも、モカソフトとコーヒーゼリーを一度に味わえる贅沢なデザート、モカゼリーも人気の一品です。それぞれの美味しさが重なり合い、至福のひとときを演出してくれます。さらに、軽井沢の街並みとゆったりとした時間をイメージして作られたオリジナルのハウスブレンド「旧軽通り」は、高貴な味わいと透明感のある酸味が特長で、その土地のストーリーを感じさせる一杯です。軽食では、地元のパン屋さんの厚切り食パンにバターや生クリーム、チーズを乗せて焼き上げた、香ばしいチーズトーストも楽しめます。軽井沢散策の合間に、香り高いコーヒーとこだわりの軽食で、穏やかな時間をお過ごしいただけます。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢旧軽井沢786-2 |
|---|---|
| 電話 | 0267-42-2453 |
旧軽井沢銀座で70年以上にわたり親しまれているフランスベーカリーは、軽井沢の別荘文化とともに歩んできたパン屋さんです。創業者の田村寅次郎は、戦前に横浜でフランス菓子の職人として腕を磨き、1945年に万平ホテルのベーカーチーフに招かれました。当時のホテルは戦後に接収され、外国人客を迎える施設となっていたため、まだ日本では珍しかった洋菓子やパンを作っていたとされています。その経験をもとに、接収解除後の1951年、外国人の多かった旧軽井沢で独立し、フランスベーカリーを開きました。外国人にも日本人にも親しんでもらえるよう、英語の「French bakery」と日本語の「フランスベーカリー」という2つの表記を店名にしたことも、この土地らしいエピソードです。現在は初代の田村寅次郎から2代目の田村弘、3代目の田村高広へと受け継がれています。
大きな特徴は、創業当時の味を大切にし、昔からのレシピや製法を今も受け継いでいることです。軽井沢の水を使い、良質な粉とともに丁寧にパンを焼くという考え方も初代から続いています。さらに、店舗を広げるのではなく、旧軽井沢の1店舗を守りながら、目の届く範囲でパン作りを続けている点にも、この店らしさが感じられます。別荘で夏を過ごす人々にも長く愛され、親から子、子から孫へと3世代で通うお客さんもいるそうです。
フランスベーカリーを語るうえで欠かせないのが、ジョン・レノンとのエピソードです。ジョン・レノンは家族とともに軽井沢で夏を過ごしていた時期があり、この店にもパンを買いに訪れていました。そんな歴史と結びついた代表的なパンがフランスパンです。華美なアレンジではなく、長年守られてきた素朴なパンのおいしさを楽しめる一品で、軽井沢の避暑地文化を今へ伝える存在にもなっています。
フランスパンと並ぶ看板商品のひとつがパンロールです。公式でもおすすめ商品として紹介されている昔ながらのパンで、創業時から続く店の素朴な味わいを知りたい方に向いています。また、香ばしい生地を楽しめる塩クロワッサンも代表的なパンとして親しまれています。さらに、山型にふっくらと焼き上げたイギリスパンや角食パンなど、毎日の朝食になじむ伝統的な食事パンがそろうのも魅力です。菓子パンやブレッド類まで扱い、店内にはイートインコーナーも設けられているため、焼きたてのパンと飲み物を合わせてひと休みすることもできます。
店舗は軽井沢駅から少し離れた旧軽井沢銀座にあり、観光協会の案内では軽井沢駅からバスで約4分、「旧軽銀座」バス停から徒歩約3分です。昔ながらの別荘地や商店が残る旧軽井沢を散策しながら立ち寄るのがおすすめです。朝から営業しているため、軽井沢らしい涼しい時間帯の散歩と組み合わせ、朝食用のパンを選ぶ楽しみ方もできます。創業当時から受け継がれてきた味と、外国人の避暑地として育った軽井沢の歴史を一緒に感じられる、街歩きの途中に立ち寄りたいパン屋さんです。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢旧軽井沢618 |
|---|---|
| 電話 | 0267-42-2155 |
french-bakery.co.jp…
熊野皇大神社は、長野県軽井沢町の旧碓氷峠に鎮座し、長野県と群馬県の県境をまたいで社殿が建つ全国でも珍しい神社です。標高約1200mの峠にあり、長野県側は熊野皇大神社、群馬県側は熊野神社と呼ばれています。本宮の中央を県境が通っているため、ひとつの社殿を2つの県から参拝できるという、県境ならではの景観も見どころです。古くから「峠さま」「峠さん」と親しまれ、軽井沢の総氏神として信仰を集めてきました。創建については日本武尊にまつわる伝承が残り、景行天皇40年にさかのぼると伝えられています。日本武尊が碓氷坂を越えようとした際、深い霧のなかを八咫烏に導かれ、無事に峠へたどり着いたことから熊野の神々を祀ったという由緒です。現在の祭神には伊邪那美命、事解男命、速玉男命、日本武尊が名を連ねています。
熊野皇大神社を象徴する存在のひとつが、境内にそびえる樹齢1000年以上とされるしなの木です。長い年月を旧碓氷峠で過ごしてきた御神木で、古くから開運や縁結びの木として大切にされてきました。森に包まれた境内で大きく枝を広げる姿には、長い歴史を重ねてきた山の神社らしい趣があります。また、八咫烏は日本武尊を導いた存在として由緒と深く結びつき、神社に伝わる信仰にもその面影を見ることができます。境内には室町時代中期の作とされ、長野県内最古と伝わる峠のこまいぬも残されています。動物との縁が深い由緒を背景に、犬を連れて参拝でき、愛犬の健康祈願も受け付けています。
この神社には、旧碓氷峠を行き交った人々の歴史も重なっています。古くから交通の難所だった峠の守り神として崇敬され、江戸時代までは熊野権現や碓氷権現とも呼ばれていました。明治時代以降、県境を挟んで現在の熊野皇大神社と熊野神社という呼び名が使われるようになりました。1878年には明治天皇が北陸東海巡幸の途中にこの地で休憩した記録も残され、古代の伝承だけではなく、近代の軽井沢史にも関わりの深い場所です。さらに神社には元禄ごろに形が整ったとされる神楽が伝わり、現在も祭典で奉納されています。秋の例大祭は10月15日で、熊野皇大神社太々神楽では散米の舞、千箭の舞、烏の舞などが受け継がれています。
参拝とあわせて訪れたいのが、すぐ近くの碓氷峠見晴台です。こちらも長野県と群馬県の県境にあたり、標高約1200mの高台から妙義連峰や浅間山などを望めます。旧軽井沢方面へ続く約4kmの遊歩道もあり、神社だけを目的地にするのではなく、旧碓氷峠の自然と歴史を一緒に楽しむ散策に向いています。境内には高さ約230cmの峠の多重塔なども残されているため、参拝の際は御神木だけでなく周囲にも目を向けてみてください。
熊野皇大神社は軽井沢駅周辺より標高が高く、山の天候に左右されやすい場所です。軽井沢駅からはタクシー利用で約15分と案内されていますが、旧碓氷峠周辺を歩く場合は滑りにくい靴と体温調節のできる服装を用意すると安心です。軽井沢町の案内では観光時期の目安が4月上旬から11月下旬とされているため、冬季や季節の変わり目に訪れる場合は、道路状況や参拝に関する最新情報を事前に確認してから向かうのがおすすめです。県境そのものをまたぐ楽しさ、1000年以上の時を重ねた御神木、日本武尊と八咫烏の伝承、旧碓氷峠を越えた旅人たちの歴史がひとつにつながる、軽井沢のなかでもひと味違った参拝を楽しめる神社です。
| 住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町峠町1 |
|---|---|
| 電話 | 0267-42-5749 |
熊野皇大神社は碓氷峠頂上標高1200mに位置し、自然豊かな軽井沢に鎮座する神社です。…