【世界がほれた 絶品!#翔ケース】700年の歴史を誇る越前打刃物の製造、販売を行う『タケフナイフビレッジ』#櫻井翔 世界の有名シェフ絶賛の「越前打刃物」を求め福井へ2026/9/21放送

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タケフナイフビレッジ

越前打刃物の職人たちが同じ場所でものづくりを続け、その仕事を間近で見学できる共同工房です。タケフナイフビレッジがある福井県越前市は、約700年にわたって打刃物の技が受け継がれてきた土地です。その始まりは、京都の刀匠・千代鶴国安が良質な水を求めてこの地を訪れ、刀を鍛えるかたわら農民のために鎌を作ったことと伝わります。越前打刃物は1979年、打刃物の産地として初めて国の伝統的工芸品に指定されました。

現在の施設につながる動きが始まったのは、産地が厳しい時代を迎えていた頃です。農業の機械化や大量生産品の普及などで需要が減るなか、若い職人たちは従来の仕事だけに頼らない道を探り、インダストリアルデザイナーの川崎和男と新しい刃物づくりに取り組みました。試作を重ねて1983年には東京で「タケフナイフビレッジ展」を開催し、1986年にはニューヨークへも進出。その後、工房の垣根を越えて技術を磨き、後継者を育てられる場所をつくろうと共同工房の計画が進められました。

建築設計を手がけたのは、釧路市立博物館や石川県能登島ガラス美術館などでも知られる建築家の毛綱毅曠です。職人たちは補助金に頼らず、自ら大きな資金を負担して建設に挑み、1993年5月にタケフナイフビレッジを完成させました。創設時は10社が参加し、共同工房と直売所を備えた産地の新しい拠点として歩み始めています。単なる観光施設として造られたのではなく、職人たちが実際に仕事をしながら産地そのものを次代へ残そうとした場所であることが、大きな特徴です。

見学の面白さは、完成した包丁を見るだけでは終わらないところにあります。本館の共同工房では、見学ルートから職人の作業を眺めることができ、鋼を鍛えたり、刃を研いだりする工程をすぐそばに感じられます。越前市の観光案内では、13社の職人が430㎡の共同工房で仕事をしていると紹介されています。もともと職人が個々の工房で腕を磨くことが多かった産地で、異なる工房の職人が同じ屋根の下に集まる仕組みは珍しく、お互いの仕事から学ぶことが技術の継承にもつながっています。

2020年8月には、白い三角形の屋根が目を引く新館も加わりました。こちらにはショップや展示室、工房が入り、本館とは違って職人と近い目線から作業を見られる空間も設けられています。ショップには組合各社が手がけた包丁をはじめ、さまざまな刃物やキッチン用品が並び、職人や工房による仕上がりの違いを見比べながら選べるのも産地ならではです。川崎和男展示室では、産地の転換期を支えたデザインの仕事にも触れられます。

さらに体験工房のチャレンジ横丁では、越前打刃物の職人から直接教わるものづくり体験も行われています。包丁づくりでは、材料を熱して叩く火造りから研ぎ、柄付けまで、本格的な工程に触れられるコースも用意されています。体験教室は事前予約制のため、参加したい場合は訪問前に最新の開催内容を確認しておくと安心です。工房には高温になる設備や刃物を扱う作業場もあるため、小さな子どもと訪れる際は見学ルートから外れず、安全表示やスタッフの案内に従って楽しむのがおすすめです。職人の手仕事、建築、デザイン、買い物、体験がひとつにつながったタケフナイフビレッジは、越前打刃物が過去の伝統だけではなく、今も職人たちによって作り続けられていることを肌で感じられる場所です。

住所 福井県越前市余川町22−91
電話 0778-27-7120

ホームページ

タケフナイフビレッジ【公式】 | Takefu Knife Village | 越前市

タケフナイフビレッジ協同組合は、700年の歴史を誇る越前打刃物の製造、販売を行う。直売店では、各種包丁・刃物、キッチン用品などを取り扱っている。 伝統の技法・手仕上げを守りながら、”Takefu Knife Village”ブランドとして、工業デザインを導入した、時代を先取る製品づくりにも取り組んでいる。 現役職人が指導する体験教室、見学可能なオープンファクトリー、研ぎ直しサービスも行う。…

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