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新宿駅西口の高層ビル街で、白い繭のような姿がひときわ目を引く超高層の学校建築です。モード学園コクーンタワーは、学校法人モード学園の総合校舎として2008年に完成しました。設計・監理を手がけたのは丹下都市建築設計、施工は清水建設です。地上50階、高さ203.65mという大きな建物でありながら、一般的な超高層ビルに多い四角い箱型ではなく、中央がふくらみ、上下へ向かって細くなるやわらかな輪郭が大きな特徴です。新宿駅からも近く、西口の街並みを印象づける建築のひとつになっています。
この個性的な姿には、学校ならではの意味が込められています。モチーフになったのは、名前にも使われている「COCOON=繭」です。若者を包みながら育て、やがて社会へ羽ばたいていくための場所という考えから生まれました。設計者側の記録によると、計画は公開コンペで進められ、国内外から100を超える提案が寄せられました。学校側から示されたのは、夢を育てる学校にふさわしい、これまでにない建物をつくりたいという思いでした。丹下都市建築設計の案が選ばれた後、予算や法規、施工方法などを検討し、およそ5年をかけて完成へと進んでいます。
外観をよく見ると、建物を斜めに包み込む白い格子が目に入ります。単に繭らしく見せるための装飾ではなく、超高層建築の構造とデザインを結びつけた部分でもあり、丸みのあるシルエットとともにモード学園コクーンタワーならではの表情をつくっています。建物には教育施設だけでなく、ホールや店舗なども組み込まれています。省エネルギーにも配慮され、都市再生の仕組みを活用しながら、西新宿に人の流れやにぎわいを生み出すランドマークとして計画されました。2009年にはグッドデザイン賞を受賞するなど、完成後は建築面でも高い評価を受けています。
現在は東京モード学園、HAL東京、首都医校をはじめ、大学・専門学校が入る学びの場として使われています。ファッションや美容、IT、ゲーム、医療など、分野の異なる学生が同じ超高層校舎で学ぶところも、この建物のおもしろさです。一般的な大学キャンパスのように校舎が横へ広がるのではなく、都市の限られた敷地を生かして学びの空間を縦へ積み重ねた、新宿らしいキャンパスといえます。
建築を見に訪れる場合は、内部見学を目的にするより、外から建物全体を眺める楽しみ方が向いています。東京の観光公式案内では、建物内へ入れるのは学生や学校関係者と案内されているため、観光施設のように自由に校舎内を見学できるわけではありません。新宿駅西口から歩いて数分なので、東京都庁をはじめとする西新宿の超高層建築とあわせて巡るのもおすすめです。直線を基調としたビルが並ぶ街の中で、繭を思わせるモード学園コクーンタワーの曲線がどれほど異彩を放っているのか、少し離れた場所から眺めるとその個性がいっそうよくわかります。
| 住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目7−3 |
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施設・設備のページです。学校法人・専門学校東京モード学園は新宿(西口)駅前、徒歩2分。地上50階 総合校舎モード学園コクーンタワーは、ファッションから美容・メイクまで、すべての実習室でプロの現場を再現……