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神奈川県足柄下郡湯河原町の奥湯河原温泉にある青巒荘(せいらんそう)は、豊かな自然に囲まれた、滝を眺める野天風呂が自慢の温泉旅館です。1929年(昭和4年)、湯河原温泉の発展に尽力した高知尾健次郎によって創業され、奥湯河原で最も古い歴史を持つ宿として親しまれてきました。昭和初期の面影を残す館内には、昔ながらの日本旅館らしい落ち着いた雰囲気が漂っています。
創業者の高知尾健次郎は、新潟県小千谷市の出身で、温泉の湧出をきっかけに奥湯河原の開発に取り組んだ人物です。1930年(昭和5年)には、当地を訪れた漢詩人・書家の仁賀保香城が周辺の景色を詠んだ漢詩から「青巒荘」という名前が生まれました。宿の歴史には戦時中に海軍の仮療養所として使われた時期もあり、戦後の1950年には露天岩風呂と朱塗りの橋が造られました。館内では創業当時の写真や資料を紹介する青巒荘100年展も開催され、奥湯河原の移り変わりを知ることができます。
青巒荘の最大の魅力は、落差38mの白龍の滝を目の前に望む仙境野天風呂です。赤い橋を渡った先には、大きな岩と木々に囲まれた開放的な湯船が広がっています。滝の水音や川のせせらぎを聞きながら、自家源泉の温泉に浸かれるのが特徴です。新緑の季節には鮮やかな緑が湯船を包み、秋には色づいた木々が美しい景色をつくります。自然との距離が近く、山あいの温泉ならではの風情を味わえるお風呂です。
温泉の泉質は弱アルカリ性の塩化物泉・硫酸塩泉で、肌をなめらかにするメタケイ酸を豊富に含んでいます。館内には、竹林の景色を楽しめる竹林の湯のほか、男性用大浴場の青泉の湯、女性用大浴場の青谿の湯、貸切家族風呂も備えています。野天風呂は男女時間交代制となっており、利用時間は月によって異なります。また、野天風呂には洗い場がなく、悪天候の際には利用できない場合があるため、入浴前に確認しておくと安心です。
客室は畳の香りが心地よい和室を中心に、8畳から12畳ほどの一般客室や、温泉内風呂付きの客室、広々とした特別室など、さまざまなタイプがそろっています。木のぬくもりを感じる昔ながらの和室は、昭和の趣を残す青巒荘らしい空間です。中庭の景色を望める客室もあり、季節の移ろいを身近に感じながら静かな時間を過ごせます。
食事は、旬の山海の幸を取り入れた美食ビュッフェが中心です。料理長が食材を選び、素材の持ち味を生かした料理を手作りにこだわって仕上げています。季節ごとに料理の内容が変わり、好みの品を少しずつ味わえるのも楽しみのひとつ。2023年3月には食事処富士がリニューアルされ、椅子席でゆっくりと食事を楽しめるようになりました。
通常のビュッフェとは別に、香ばしく焼き上げた伊勢海老鬼殻焼きや、あわびのやわらかな食感を楽しめるあわび陶板磯蒸し、国産牛ステーキなどの別注料理も用意されています。仕入れ状況によって注文できない場合があるため、希望する料理は宿泊前に予約しておくのがおすすめです。
青巒荘へは、JR湯河原駅から奥湯河原行きのバスで約15分、「奥湯河原入口」バス停で下車して徒歩約1分です。周辺には緑豊かな山々と渓流が広がり、少し足を延ばせば万葉公園などの観光スポットも訪ねられます。長い歴史を持つ日本旅館の風情と、滝を望む温泉の魅力を一度に楽しめる青巒荘は、奥湯河原の自然に親しみながら、ゆっくりと過ごしたい方にぴったりの宿です。
| 住所 | 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上679 |
|---|---|
| 電話 | 0465-63-3111 |
www.seiransou.co.jp…

仙境に佇む おもてなしの奥湯河原の宿 青巒荘(せいらんそう) – 宿泊予約は<じゃらんnet>
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