1911年（明治44年）に創業した、日本の喫茶店文化の礎を築いたとされる歴史的名店です。
ブラジルとの深い繋がりを持ち、日本に本格的なブラジルコーヒーを広めた功績で知られています。
文豪たちが集った文化サロンであり、後に銀座散策を意味する「銀ブラ」の語源になったという説もある（諸説あり）、まさに銀座の歴史を今に伝える場所です。
創業者は、ブラジルへの日本人移民政策に尽力した人物であり、その功績からブラジル・サンパウロ州政庁よりコーヒー豆の無償提供と東洋での宣伝販売権を与えられました。
この潤沢なコーヒー豆の供給体制があったからこそ、パウリスタは当時としては破格の安さ、コーヒー一杯5銭という価格で提供することが可能となり、一躍大衆的な人気を博しました。