新御徒町駅から歩いてすぐの場所に、日本の食文化の原点ともいえる味噌汁を主役にした、新しいスタイルの定食屋さんが暖簾を掲げています。それが「味噌汁専門店 佳照庵」です。古き良き日本の食卓の文化を現代に伝えてくれる小料理屋として、早くも注目を集めています。美味しさと栄養のバランスを追求した定食を、多彩な料理とお酒を堪能できる居酒屋としても利用できる、使い勝手の良さも魅力の一つです。

このお店の最大の特徴は、何と言ってもその「味噌汁」への徹底したこだわりです。メインとなる特製味噌汁に使用されているのは、徳島県鳴門市で約140年もの長い歴史を持つ「井上味噌醤油」の伝統的なお味噌です。昔ながらの手法で丁寧に作られたこの白味噌と御膳味噌が、創業以来変わらない本格的な味わいを支えています。また、管理栄養士やアンチエイジング料理のスペシャリストである堀知佐子氏がメニューを監修されているため、美味しさだけでなく、たんぱく質などの栄養素をたっぷり含んだ、体が喜ぶ究極のバランスを追求した一杯になっている点も、他にはない大きな魅力です。さらに、味噌汁とともに主役となるご飯にも特別なこだわりがあり、羽釜を使って毎日炊き上げる山形県産のブランド米「雪若丸」が使われています。粒感がしっかりとし、白さと艶、弾力が際立つお米を一粒一粒均等に熱が伝わる羽釜で炊き上げることで、時間が経っても美味しく味わえるのが嬉しいですね。しかも、このこだわりの羽釜ご飯は、なんと定食でいただく際におかわりが自由となっているので、心ゆくまで炊き立ての味を楽しめるのですよ。

お店の看板メニューとして用意されている味噌汁は、「鮭とトマトの白味噌汁」や「佳照庵特製豚汁」など、日替わりの数量限定のものを含めて3種類から選べるようになっています。どの味噌汁も、味噌と具材のトータルバランスが考慮され、試行錯誤を繰り返されて完成した逸品ばかりです。定食は、選べる味噌汁に、手仕込みの優しい味わいのおばんざいが数種類、そして自慢の羽釜ご飯と漬物がつくという、日本の食卓の基本となる組み合わせで提供されています。

定食に彩りを添えるおばんざいは、ナスや高野豆腐、里芋など、季節の食材を使った小鉢が並びます。ご飯のお供も充実しており、ついおかわりしたくなるようなラインナップが揃っています。「佳子さんの25年もの梅干し」や、卵黄の色が濃厚な「蘭王の生卵」、また「山椒塩こんぶ」など、どれも羽釜ご飯との相性が抜群です。おかずの単品でおすすめなのは、立派な「鯖の塩焼き」や、珍しい「鮭の魚田」、そして意外な組み合わせながら味噌汁とご飯によく合う「蒸し餃子」などがあり、夜の居酒屋利用では、これらの多彩な料理とお酒を楽しめます。昔ながらの製法で作られた伝統の味噌と、栄養バランスを考え抜かれたおばんざい、そしてツヤツヤの羽釜ご飯が、心と体に染み渡るような、ホッと安らぐひとときを届けてくれるお店です。