箱根湯本駅からほど近い、須雲川のほとりに佇む箱根路 開雲は、箱根七湯の一つである湯本温泉の情緒をゆったりと堪能できる温泉旅館です。このお宿は、創業389年の歴史を持つ老舗旅館「一の湯」グループが運営を受託しており、その確かなサービスと、箱根の自然を感じられる安らぎの空間が魅力です。令和元年12月に全館フルオープンし、和室や和洋室、バリアフリールームなど、さまざまなお客様のニーズに合わせたお部屋が用意されています。須雲川の渓流沿いという景色の良い立地で、川のせせらぎを聞きながら、心ゆくまで旅の疲れを癒やすことができるでしょう。

このお宿の大きな特徴の一つは、箱根湯本温泉の良質なアルカリ性単純温泉を、内湯と露天風呂で楽しめる点です。最上階である5階に設けられた大浴場と露天風呂からは、湯坂山の豊かな自然と、眼下に流れる須雲川の渓流を一望することができます。特に、丸い陶器で造られた露天風呂からの眺めは素晴らしく、四季折々の箱根の自然を感じながら、至福のひとときを過ごすことができます。大浴場にはサウナと水風呂も併設されており、温泉とサウナで日頃の疲れをリフレッシュできるのも嬉しいポイントです。

また、プライベートな時間を大切にしたいお客様のために、貸切家族風呂が新設されました。広々とした湯船に木の香りがほのかに漂い、ご家族やカップルで気兼ねなく温泉を楽しめます。小さなお子様連れのファミリーでも安心して入浴できるよう、脱衣スペースもゆったりと造られているなど、細やかな配慮が行き届いています。ただし、貸切家族風呂の利用には事前の予約が必要となります。

お食事は、箱根の老舗旅館のノウハウを活かした創作和食を、お食事処でゆっくりといただけます。季節の食材をふんだんに取り入れた会席料理は、目にも美しく、旅の楽しみを深めてくれます。特に、一の湯名物として知られる金目鯛の姿煮は、秘伝の醤油タレでじっくりと煮込まれた、長年変わらない味わいの逸品です。一尾を数名で分け合って楽しめる、夕食に華を添える一品として人気があります。

他にも、夕食をより豪華に彩るためのオプション料理も充実しています。新鮮な海の幸をふんだんに盛り込んだお造り舟盛りは、テーブルを一層華やかにしてくれるでしょう。また、最高級の米沢牛をメインとしたすき焼きのコースなども用意されており、上質な和牛の香りときめ細やかなサシの甘みを堪能できます。ご朝食には、和食膳が提供され、旅の始まりを優しい味わいで迎えることができます。ご高齢の方や小さなお子様連れの方でも安心できるよう、バリアフリーに対応したお部屋や設備が整っているのも、このお宿が幅広いお客様に支持される理由です。