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神田・小川町エリアに店を構えるSADEC TOKYOは、ベトナム南部の食文化や街の空気感を丁寧に伝えてくれるベトナム料理店です。2022年9月の開店以来、本場の味わいを楽しめる一軒として注目を集めています。店名の「SADEC」は、メコン川流域に広がるベトナム南部の都市サデックに由来しており、その名のとおり、料理だけでなく空間づくりにも南ベトナムらしさが息づいています。現地出身の料理長が手がける料理は、ベトナムから取り寄せた食材も取り入れながら仕上げられており、日本にいながら本場の味覚に触れられるのが魅力です。
店内に入ると、色鮮やかなタイルや家具、装飾品が目を引きます。これらの多くはベトナムから運ばれたもので、細部まで統一された世界観が広がっています。なかでも現地の職人が製作した鳥かご風の照明は印象的で、やわらかな光が異国情緒を演出しています。華やかでありながら落ち着きも感じられる空間は、食事の時間をより特別なものにしてくれます。東京の中心部にありながら、まるでベトナムの街角に迷い込んだかのような気分を味わえるのも、この店ならではの楽しみです。
訪れた際にぜひ味わいたいのが、看板メニューのフーティウです。フォーがベトナム北部を代表する米麺料理として知られているのに対し、フーティウは南部で広く親しまれている郷土色豊かな麺料理です。サデックから仕入れる細麺はほどよい弾力があり、4時間かけてだしを取った豚骨ベースのスープによくなじみます。豚チャーシューや豚挽き肉、豚肩ロースに加え、もやしやレタス、ニラ、うずらの卵などが彩りよく盛り付けられ、食べ進めるほどに奥深い味わいを感じられます。汁ありと汁なしの両方が用意されているため、その日の気分に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
さらに、ココナッツミルクのまろやかな風味が広がる南部風牛バラ肉カレーライスも人気の一品です。柔らかく煮込まれた牛バラ肉の旨みとスパイスの香りが重なり合い、どこか懐かしさを感じる優しい味わいに仕上がっています。サツマイモやにんじんなどの野菜もたっぷり入り、満足感のある内容です。
軽食として親しまれているバインミーも見逃せません。香ばしく焼き上げられた特注バゲットに、肉の旨みや酢漬け野菜の爽やかな酸味、たっぷりのパクチーが重なり、食感と風味のバランスを楽しめます。また、丸い形が愛らしいバインコットは、米粉の生地に海鮮や豚肉を合わせた南部らしい料理で、外は香ばしく中はふんわりとした食感が魅力です。定番の生春巻きは新鮮な野菜やエビ、豚肉を包んださっぱりとした味わいで、前菜にもぴったりです。さらに、店内で手作りされる揚げ春巻きは、パリッとした皮の食感と具材の旨みが心地よく、ベトナム料理の奥深さを感じさせてくれます。
料理、空間、そして現地文化へのこだわりが調和したSADEC TOKYOは、ベトナム南部の魅力に触れたい方はもちろん、旅行気分を味わいながら食事を楽しみたい方にもおすすめしたい一軒です。日本ではまだ珍しい南部ベトナムの食文化を身近に感じられる貴重な存在として、多くの人を惹きつけています。
| 住所 | 東京都千代田区神田司町2-5-7 カツハタビル 1F |
|---|---|
| 電話 | 03-5280-7115 |
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