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善福寺公園にほど近い静かな住宅街で、熟練の技によるコーヒーと手作りの軽食、ケーキを楽しめる喫茶店です。上石神井駅から南へ歩いた杉並区善福寺3丁目にあり、鮮やかなオレンジ色のコンテナを生かした外観が目印となっています。店を営むのは高須さんご夫婦で、ご主人がコーヒー、奥様がケーキや軽食を担当しています。散策の途中にひと息つきたいときや、落ち着いてコーヒーの香りを味わいたいときに立ち寄りやすい一軒です。
カフェ・ビシュエの歩みは、1991年に吉祥寺で開いた約15坪のコーヒー専門店から始まりました。ご主人は銀座のサイフォンコーヒー専門店で働き、焙煎士との出会いを重ねながら知識と技術を磨いたそうです。その後、吉祥寺で長く親しまれた店を閉じ、2018年に現在の善福寺へ移りました。以前から通う常連客も新しい店を訪れ、地域の人々とともに穏やかな時間を育んでいます。
店名の「ビシュエ」は、フランス語で「薪」を指す言葉です。移転前の店に暖炉があったことや、ご主人の父が営んでいた会社の名に「マキ」が使われていたことから名付けられました。薪が燃えるような温かい店にしたいという思いも込められています。店内には栗の木を使ったテーブルや椅子が置かれ、形の異なる照明も調和するように選ばれています。コンテナ建築の軽やかな外観とは対照的に、室内は木のぬくもりが感じられる落ち着いた雰囲気です。
看板となるハンドドリップコーヒーには、収穫後の生豆を数年間寝かせたオールドビーンズを使っています。豆を深く煎ることで、しっかりとした苦味の奥に甘みと豊かなコクが生まれます。濃厚でありながら後味はすっきりとしており、ゆっくり時間をかけて飲みたくなる味わいです。豆の状態を見ながら一杯ずつ丁寧に抽出するため、カウンター越しにご主人の手仕事を眺めることも、この店ならではの楽しみになっています。
軽食では、奥様が手作りする本日のキッシュが親しまれています。香ばしく焼いた生地と卵のやさしい口当たりを楽しめる料理で、内容は仕入れや季節によって変わります。コーヒーとともに軽めの昼食を取りたいときには本日のサンドイッチもよく合います。具材をパンで挟んだ親しみやすい一品で、散策前後の腹ごしらえにも向いています。
甘いものでは、日ごとに内容が替わる本日のケーキに加え、濃厚なチョコレートの風味を楽しめる生チョコのタルトも店の魅力を伝える一品です。季節の果物を使ったタルトが並ぶこともあり、その日に出会える味を楽しめます。ミルクのまろやかさが深煎り豆の苦味を包むカフェオレ、紅茶、ジュースなどもそろい、コーヒーが得意ではない人や子ども連れでも選びやすくなっています。
| 住所 | 東京都杉並区善福寺3-6-1 |
|---|---|
| 電話 | 03-5930-2131 |
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