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福井県丹生郡越前町の織田地区で、戦前から地元の人たちに親しまれてきた食事と喫茶の店がいなだやです。正式にはレスティ いなだやとも呼ばれ、かつて福井鉄道鯖浦線の駅があった場所に近く、現在の織田バスターミナルのすぐ隣で店を構えています。うどんやそば、ラーメン、丼、定食といった食堂らしい料理から、洋食、パフェなどの喫茶メニューまで幅広くそろい、メニュー数は150種近くにのぼると紹介されています。「レスティ」という名前も「レストラン」と「ティー」を組み合わせたもので、食事だけでなく喫茶店としても気軽に立ち寄れる店の成り立ちをよく表しています。
この店を語るうえで外せないのが洋風うどんです。現在の店舗が新築された約40年前、もともとの鍋焼きうどんをアレンジする形で生まれたメニューで、鶏肉や赤巻きかまぼこを入れたうどんに、レモン、粉チーズ、バターを合わせます。和風のうどんにチーズやバターを重ねる発想は、誕生した当時としてはかなり意外性のある組み合わせでした。味の土台になっているのは、創業当時から受け継いできたという、うるめと昆布を使っただしです。だしの旨みにバターのコクと粉チーズの風味が重なり、最後にレモンの酸味が後味を整えるという、食堂の長い歴史から生まれた1杯です。
ご飯ものでは玉子かけかつ丼とソースかつ丼が店を代表するメニューとして知られています。福井らしいソースかつ丼と、卵で仕上げたかつ丼という異なる味を楽しめるほか、両方を組み合わせためおとかつ丼も紹介されています。かつ丼には、だしをきかせたにゅうめんやサラダ、漬物を組み合わせたメニューもあり、食堂らしいしっかりとした食事を楽しめます。また、観光情報ではオムライスも紹介されており、チキンライスを黄色い卵で包み、ケチャップを添えた昔ながらのスタイルです。麺類や丼だけでなく洋食も自然に並ぶところに、食堂と喫茶の両方を続けてきたいなだやらしさが感じられます。
夏には冷たい麺も楽しめ、中でも特製サラダ冷中は、冷やし中華にレタスやきゅうり、ゆで卵、オレンジなどを合わせた彩りのよい一品です。暑い季節にも食べやすい、さっぱりとした内容として紹介されています
。このほかラーメンやそば、うどんといった麺類もそろい、食後や休憩にはソフトクリームやパフェといった甘味も選べます。織田バスターミナルのすぐそばという立ち寄りやすさも魅力で、劔神社や越前陶芸村などを巡る旅の途中に、昔ながらの町の食堂文化に触れられる1軒です。
| 住所 | 福井県丹生郡越前町織田42-6 |
|---|---|
| 電話 | 0778-36-0031 |
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