元々は改造したワゴン車で営業していたおそば屋さんです。熱々のそばとおでんが名物。
現在は、移転しプレハブでの営業をしています。営業時間は夜の数時間。
「梵珠そば」として親しまれるその一杯は、単なる食事を超え、訪れる人々の心に温かい記憶を刻んでいます。
素朴ながらも深い味わいと、温かい人情が織りなす独特の雰囲気が魅力で、そばは、五所川原市にそびえる梵珠山（ぼんじゅさん）の天然水と、そばの実の中心部分だけを使った贅沢な一番粉を練り上げ、三日間も寝かせた特製の「梵珠そば」を使用しています。
この手間暇かけた製法により、軟らかながらもコシのある、奥深い香りと風味を持つそばが生み出されます。
だしは、本ガツオ節、ソーダカツオ節、サバ節でとった本格派で、澄み切った中に豊かな旨みが凝縮されており、心と体に染み渡る優しい味わいです。
夜遅くまで働く人々や、飲んだ後の締めの一杯、あるいは懐かしい故郷の味を求める人々にとって、鹿内そば屋のそばはまさに「ソウルフード」と呼ぶにふさわしい存在となっています。