【#新美の巨人たち】壮麗なるアール・デコの館『東京都庭園美術館』 2025/7/19放送

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東京都庭園美術館

アール・デコ様式の旧朝香宮邸をそのまま美術館として利用している、非常にユニークな美術館です。
歴史ある建物自体が美術品であり、内部で開催される企画展と合わせて、過去と現在が融合する特別な空間を提供しています。
かつて朝香宮鳩彦王と允子妃の邸宅として1933年(昭和8年)に建てられたものを、そのまま美術館として利用しているという、非常に稀有な存在。
この建物自体が、当時の最先端をいくアール・デコ様式の傑作であり、国の重要文化財にも指定されています。

旧朝香宮邸は、宮内省内匠寮の建築家・権藤要吉が設計を手がけました。
しかし、特筆すべきはその内部装飾です。フランス人装飾家であるアンリ・ラパン(Henri Rapin)が主要な部屋の設計を、そしてフランスのガラス工芸家ルネ・ラリック(René Lalique)がガラス扉やシャンデリアなどの工芸品を手がけるなど、当時のパリで流行していたアール・デコ様式が惜しみなく導入されました。
特に、大広間のガラスレリーフ扉や大客室の香水塔などは、ラリックの代表作として国際的にも知られています。
これらの意匠は、宮邸がアール・デコ芸術の殿堂となることを目指して、朝香宮夫妻が直接パリに赴き、その美意識を反映させた結果であると言われています。建物全体が、家具、照明、内装に至るまで一貫したアール・デコ様式で統一されており、建物そのものが一つの壮大な美術品として鑑賞できます。

住所 〒108-0071 東京都港区白金台5丁目21−9
TEL 050-5541-8600

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東京都庭園美術館 | TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM

東京都庭園美術館 | TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM

東京都庭園美術館は1933年に建設されたアール・デコ様式の旧朝香宮邸とその空間をいかした展覧会、緑豊かな庭園を楽しめる美術館です。…

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【東京都庭園美術館】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet

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