JR相模線の倉見駅から歩いて5分ほどの場所にある「らぁ麺 椿」は、軽やかで上品な味わいが地元の方々をはじめ、多くのお客様に愛されているラーメン店です。2025年7月4日にオープンして以来、特に女性のお客様も一人で気軽に入れるような、優しい雰囲気と繊細な一杯を提供することに力を入れています。看板メニューの昆布水つけ麺や、貝だしの芳醇な香りが漂う塩らぁ麺など、素材を厳選し、手間を惜しまず作られたラーメンで、心地よいひとときを過ごせると評判です。駐車場も用意されているため、お車での訪問もしやすいのが嬉しいところです。

「らぁ麺 椿」だけの特別な魅力は、随所に感じる食材と製法へのこだわりです。中でも注目したいのは、同店の代名詞とも言える昆布水つけ麺に使われる特製麺です。香ばしい焙煎胚芽が練り込まれた麺は、ひと口目から小麦の豊かな風味をしっかり感じられます。さらに、利尻昆布と鰹本枯節から引いた濃密な昆布水に浸すことで、麺そのものにじんわりと旨みが加わり、つけ汁がなくても美味しく味わえるように工夫されています。つけ汁には鶏をベースにしたスープに、上品な旨みを持つはまぐりの貝をブレンドした特製のかえしを使用しており、さっぱりとしながらも奥行きのある奥深い味わいです。この貝と鶏の絶妙な調和が、最後まで重さを感じさせない軽やかな一杯を生み出しています。

もう一つの名物として、塩らぁ麺や醤油らぁ麺も人気があります。例えば特製鶏醤油らぁ麺は、じっくりと時間をかけて旨味を最大限に引き出した透き通るような鶏清湯スープに、丁寧に火入れした生醤油をブレンドし、芳醇な香りが際立つ奥深い味わいに仕上げられています。スープとの相性を追求した歯切れの良い細麺が、旨味豊かなスープをしっかりと持ち上げ、口いっぱいに広がります。具材にも一切手抜きがなく、特にチャーシューは自慢の逸品です。豚と鶏むねの2種類があり、豚チャーシューはつるし釜でじっくり2時間かけて焼き上げるという手間暇をかけた製法で、香ばしさが特徴です。また、鶏むねチャーシューは驚くほどしっとり柔らかな低温調理で、脂の重さを抑えつつ、旨みと食感の違いを楽しめるように丁寧に仕込まれています。どちらも麺やスープと抜群の相性を誇ります。

昆布水つけ麺をいただく際には、ただつけ汁につけるだけでなく、様々な味の変化を楽しめるのも魅力です。まずは、そのまま麺と昆布水の出汁の旨みを堪能してください。その次に、卓上に用意された藻塩を少量麺にかけて、素材本来の味を引き立たせてみましょう。そして、鶏と蛤の旨みが詰まったつけ汁と絡めれば、麺とスープの絶妙なハーモニーを堪能できます。さらにお好みで、レモンや黒七味といった調味料を加えることで、異なる風味を味わい、一杯で幾通りもの変化を楽しめる工夫が施されています。また、ラーメン以外のメニューでは、この自家製のチャーシューを使ったごはんものもおすすめの一品です。