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岐阜県大垣市にある金蝶園総本家は、「水の都」と呼ばれる大垣の豊かな地下水を生かした和菓子づくりを続ける老舗です。創業は寛政10年(1798年)で、200年以上にわたり地域の人々に親しまれてきました。安政2年(1855年)には、酒元種を使った独自製法の金蝶園饅頭が誕生し、その味わいが大垣藩主に認められ、贈られた歌にちなんで「金蝶園」の名を授かったと伝えられています。現在の駅前本店は戦災で店舗を失った後、1951年に宮大工の小寺浅之助らによって再建された木造建築で、大垣市の景観遺産にも選ばれています。重厚な木組みや美しい和風意匠が残り、駅前にありながら落ち着いた佇まいを見せています。
この店を代表する銘菓が水まんじゅうです。明治時代の初め、大垣の清らかな地下水を生かして生まれた和菓子で、葛と本わらびを使った透明感のある生地で、なめらかなこし餡を包んでいます。店頭ではたっぷりの氷水に浮かべられた水まんじゅうが並び、その涼しげな光景は大垣の夏を彩る風物詩として広く知られています。店内の喫茶スペースでは、出来たてを地下水とともに味わうことができ、つるりとした口当たりとやさしい甘さが暑い季節にぴったりです。水まんじゅうは春から初秋にかけて販売され、夏の大垣を訪れる目的のひとつになるほど親しまれています。
創業以来の看板商品である金蝶園饅頭も外せません。酒元種を使った生地は、ふんわりとした食感とほのかな酒の香りが広がり、地下水で丁寧にさらしたこし餡のすっきりとした甘さを引き立てています。代々受け継がれてきた製法を守り続け、現在も毎日作られているこの饅頭は、大垣を代表する郷土銘菓として贈り物にも人気があります。また、季節限定のいちご餅は、みずみずしい大粒のいちごをやわらかな餅で包んだ人気商品で、冬から春にかけて店頭を彩ります。
そのほかにも、香ばしく焼き上げたきんつばや、四季折々の上生菓子、季節の素材を生かした和菓子など、年間を通して多彩なお菓子が並びます。地下水という大垣ならではの恵みを生かしながら、伝統を守るだけでなく季節感も大切にした菓子づくりを続けていることが、この店の大きな魅力です。大垣駅南口から徒歩約1分と立ち寄りやすく、歴史ある建物を眺めながら銘菓を味わえば、水の都・大垣らしい風情をゆっくりと感じることができます。
| 住所 | 岐阜県大垣市高屋町1-17 |
|---|---|
| 電話 | 0584-75-3300 |
株式会社金蝶園総本家 | 水まんじゅう・金蝶園饅頭・「水の都」大垣の和菓子・銘菓
岐阜県大垣市の和菓子店「株式会社金蝶園総本家」。岐阜県を代表する銘菓である「金蝶園饅頭」「水まんじゅう」「若鮎」など様々な和菓子を取り揃えています。季節限定の和菓子もございますので1年通してお楽しみく……