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1959年創業、大阪難波駅から徒歩圏のアメリカ村で長く親しまれてきた大衆洋食店がニューライトです。ファッションや音楽の店が集まる西心斎橋で、流行が移り変わるなかでも昔ながらの食堂らしいスタイルを守ってきました。店の外にはライブやイベントのポスター、ステッカーが重なり、店内の壁も芸能人やミュージシャンのサインでいっぱいです。近くにライブハウスや劇場が多いことから、長年にわたりアーティストたちも食事に訪れてきました。2025年の取材では、店主夫妻と息子、娘の家族4人で店を切り盛りし、カレーだけに限らず約50種類もの料理を手がけていることも紹介されています。
ニューライトを語るうえで欠かせないのが、店を代表するセイロンライスです。一般的なカレーライスのように白いご飯へルーをかけるのではなく、とろみを抑えたカレーとご飯が最初からなじんだ、カレー雑炊やリゾットを思わせる仕上がりです。味の土台にはカレーだけでなく、牛すじを煮込んだデミグラスソースや、鶏ガラ、豚骨などから取ったスープが重なります。中央に添えた生卵を崩す前はスパイスの輪郭を感じやすく、卵を混ぜれば辛みがやわらぎ、まろやかな口当たりへと変わります。銀色の皿に盛られた飾らない姿も、この店らしさを感じさせます。なお「セイロン」という名前からスリランカ料理を想像しやすいものの、料理そのものにスリランカ料理との直接的なつながりはないと紹介されています。
現在、とくに注文が多い看板料理として知られるのが、セイロンライスへ豚カツを重ねたセイロンカツです。2025年の取材では、来店客のおよそ7割が注文する料理として紹介されました。国産豚ロースはカレーとなじみやすいよう薄めに切り、作り置きせず、注文を受けてから仕上げるのが店のこだわりです。ベースとなるだしやデミグラスソースの仕込みは朝から始まり、長く続く店ながら、出来たてを食べてもらうという基本を大切にしています。現在の店主が叔父にあたる先代から受け継いだ料理でもあり、家族へとつながってきたニューライトの歴史を、そのまま一皿で味わえるような存在です。
セイロンライスだけの専門店ではなく、昔ながらの洋食と食堂料理が幅広くそろう点もニューライトの魅力です。カツを合わせたセイロンカツのほか、昔からラーメンもメニューに並び、洋食屋でありながら中華そばまで食べられる気取らなさが残ります。旅行ガイドでもAセットが代表的なセットメニューとして紹介されており、約50種類という現在の品数からも、カレーだけでは語り切れない大衆食堂らしい幅が伝わってきます。初めてならセイロンライスで独特のさらりとしたカレーを確かめ、しっかり食べたいときにはセイロンカツへ進むと、この店の持ち味が分かりやすいです。
| 住所 | 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-16-13 宝泉ビル 1F |
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| 電話 | 06-6211-0720 |