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小伝馬町で、本場ナポリの空気まで感じさせる薪窯焼きピッツァを楽しめるお店です。ピッツェリア イル・タンブレッロは、店主の大坪善久さんが2010年に開いたピッツェリアです。大坪さんは27歳で単身ナポリへ渡り、途中でカラブリア州でも働きながら、約3年間をイタリアで過ごしました。単に技術を学ぶだけでなく、現地でピッツァ職人として暮らした経験が、現在の店づくりや料理の土台になっています。店名の「タンブレッロ」は、イタリア語でタンバリンを意味する言葉。音楽を奏でるように生地を扱い、薪窯の前で次々とピッツァを焼き上げる姿にも、その名前らしい軽快さが感じられます。店内には大きなタンブレッロやナポリを思わせる意匠が取り入れられ、大坪さんが現地で心を動かされた食文化を東京で伝えています。
この店を語るうえで欠かせないのが、大坪さんが2025年にナポリで開かれたナポリピッツァ職人選手権「カプートカップ」のSTG部門で優勝したことです。STG部門は伝統的なマルゲリータとマリナーラで技を競う部門で、大坪さんはマリナーラを焼いて世界一に輝きました。同部門でマリナーラによる優勝は初めてとされています。トマト、ニンニク、オレガノ、オリーブオイルを基本とするチーズを使わないシンプルなピッツァだからこそ、生地の発酵や窯の火入れ、トマトソースの仕上がりまで、職人の技がまっすぐ表れる1枚です。
ピッツァ作りには、大坪さんがナポリ時代から親しんできたカプート社の小麦粉を使い、トマトはナポリ近郊のサレルノ、天然海塩はシチリアのトラパニ、モッツァレラはカゼルタのものを取り入れています。窯もナポリのステファノ・フェラーラ社製です。生地は約24時間発酵させ、炉床温度450℃ほどの薪窯へ。焼成は約1分半と短く、高温の炎で一気に火を通します。ふくらんだ縁の香ばしさと、生地のしなやかな食感、具材のみずみずしさを一緒に味わえるのがナポリピッツァらしい魅力です。
定番では、トマトソース、モッツァレラ、バジリコを合わせたマルゲリータをはじめ、店名を冠したタンブレッロも目を引きます。タンブレッロは燻製した水牛モッツァレラにサラミ、姫トマト、バジリコを合わせた1枚で、燻製チーズの香りとサラミのうまみ、トマトの酸味が重なります。卵黄とハム、キノコを合わせたビスマルク ビアンカや、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ、リコッタなどを重ねるクワトロ フォルマッジなど、トマトソースを使わないタイプもそろっています。
ピッツァ以外にも、ナポリで親しまれてきた料理を知る楽しみがあります。マサネッリは揚げたピッツァ生地をミニトマトのソースで和える前菜で、大坪さんのナポリでの修業先「ラ・スパゲッタータ」の定番料理を受け継いだものです。ベシャメルソースと穴の開いたパスタ「ブカティーニ」を合わせて揚げるパスタ入りベシャメルコロッケも、ナポリのストリートフードを思わせる一品。さらに、リコッタ、サラミ、燻製モッツァレラ、トマトソースを生地で包んで揚げるピッツァ・フリッタもあり、薪窯焼きとは違った生地の表情を楽しめます。小伝馬町にいながら、ナポリのピッツェリアや街角で親しまれてきた食文化までたどれる、ピッツァ好きなら覚えておきたい一軒です。
| 住所 | 東京都中央区日本橋堀留町1-2-9 DIG DUG1階 |
|---|---|
| 電話 | 050-5596-2262 |
東京・小伝馬町にあるピッツェリア・イル・タンブレッロで、ナポリの街角をご堪能ください。…

PIZZERIA IL TAMBURELLO (ピッツェリア イル・タンブレッロ) (ピッツェリア イル・タンブレッロ) – 小伝馬町/ピザ [一休.comレストラン]
食材や石窯までイタリアから取り寄せ焼き上げたこだわりの味。貧しい南イタリアのナポリで幸せなことは、美味しいものを安くお腹いっぱいに食べること。レンガを組んだ窯に薪をくべ、酵母で長時間発酵させた生地を焼…