【宮城】蔵王町「corrot.」

東白石駅「corrot.(コロット)」

蔵王町の自然に囲まれたfarmer’s cafe corrot.は、地元で養鶏を続ける蔵王鶏園が、自社で育てた卵のおいしさを料理やスイーツで伝えるファーマーズカフェです。2019年5月1日にカフェレストランと直売所を兼ねた店としてオープンしました。蔵王鶏園は半世紀以上にわたって蔵王町で養鶏を続けてきた生産者で、東日本大震災や2013年の豪雪による鶏舎の被害などを経験した後、自社の卵を生かした商品づくりや飲食店へと取り組みを広げました。店は田園を見渡せる小高い場所にあり、食事だけでなく、蔵王ののどかな景色も一緒に楽しめます。

この店を語るうえで欠かせないのが、蔵王鶏園の眠れる森のたまごです。鶏の健康を第一に考え、1日の約半分を休眠させる独自の飼育方法を取り入れています。産卵数をあえて抑えながら、たんぱく質を豊富に含む飼料と蔵王の伏流水を与えて育てているのも特徴です。長い時間をかけて飼育方法を工夫し、昔ながらの卵らしい味わいを目指して生まれた卵で、合成着色料に頼らない自然な黄身の色と、黄身だけでなく白身にも感じられる濃厚さを大切にしています。農林水産省の資料でも、こうした卵を使った料理や加工品を手作りしている取り組みが紹介されています。

食事では、卵そのものの魅力を引き出した自家製トマトソースのオムライスが代表的な一品です。ふんわりとした卵に自家製のトマトソースを合わせ、主役となる卵のコクを楽しめる仕立てです。また、新鮮な卵をシンプルに味わいたいときにはたまごかけ御膳も目を引きます。採れたての卵をご飯と合わせることで、素材そのものをじっくり楽しめるメニューです。観光情報でも、オムライスやたまごかけごはんは同店を代表する料理として紹介されています。

食後にはたまごたっぷりプリンも楽しみのひとつです。卵黄を贅沢に使い、眠れる森のたまごの旨みを生かしたスイーツとして作られています。さらにシフォンケーキや自家製のマヨネーズなど、卵をさまざまな形で味わえる商品もそろいます。料理を食べて終わりではなく、気に入った卵や加工品を持ち帰れるのも養鶏家が営むカフェならではです。2023年12月にはカフェから約200mの場所に無人販売所corrot shopも開設され、朝採れの眠れる森のたまごをはじめ、シフォンケーキや焼き菓子などを購入できるようになりました。

白石ICから車で約10分と、蔵王周辺を巡るドライブにも組み込みやすい場所です。営業時間や休業日は観光案内の掲載内容にも差が見られるため、訪れる日は公式SNSで最新情報を確認しておくと安心です。養鶏家だからこそできる卵づくりから料理、スイーツ、加工品までがひと続きになったfarmer’s cafe corrot.は、蔵王の土地と農業の魅力を「卵」を通して味わえる一軒です。

  • クリーミーマヨネーズトースト 780円
住所 宮城県刈田郡蔵王町宮字持長地104-3
電話 0224-26-8565


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カテゴリー: 出川哲朗宮城県
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