【ザワつく】一度閉店したが常連が復活させたラーメン『招福軒』ご褒美グルメ 2026/9/18放送

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黒川駅「薬膳ラーメン 招福軒」

名古屋発祥の「好来系」の流れを受け継ぐ、薬膳ラーメンの店です。名古屋市北区・黒川エリアの薬膳ラーメン 招福軒は、1985年に創業。創業者の松浦善広さんは15歳で好来に弟子入りし、23歳で両親とともに独立しました。長く親しまれてきましたが、松浦さんの体調不良から2019年にいったん閉店。その味を残したいと動いたのが、常連客だった元競輪選手の山本晋平さんです。山本さんは松浦さんに弟子入りし、自宅ガレージに厨房を再現してラーメン作りを学んだ後、2023年にオーナー兼弟子として店を復活させました。現在も山本さんが仕込みを担いながら、師匠の松浦さんとともに受け継いだ一杯を作っています。。

薬膳ラーメン 招福軒を語るうえで欠かせないのが、創業時代から続く長い「湯切り」です。松浦さんは麺をざるに上げると、細かくリズムを刻みながら何度も水分を切ります。取材時には97回、時には100回を超えることもあるという徹底ぶりで、単なるパフォーマンスではなく、余分な水分を残さずスープの味を崩さないための大切な工程です。カウンター越しに響く小気味よい音も、この店ならではの光景になっています。。

看板となるスープは、玉ねぎを中心とした根菜類に魚介、鶏ガラ、漢方素材を合わせ、じっくりとうまみを引き出した半濁タイプです。濃厚さだけを前面に出すラーメンとは違い、さまざまな素材の風味を重ねて作るのが好来系らしいところ。名古屋では、鶏や豚、野菜、漢方素材などを使うこの系統が「薬膳ラーメン」として親しまれてきました。。

注文の仕方にも昔ながらの個性が残っています。基本となるを軸に、メンマを多めにした、チャーシューを多めにした寿など、松竹を思わせる名前で好みの一杯を選べます。麺を大盛りにすると名称の頭に「大」が付き、麺、チャーシュー、メンマをすべて増やした大寿竹も用意されています。一般的な「チャーシューメン大盛り」といった呼び方ではなく、この独特の名前を知ってから訪れると、招福軒らしさをより楽しめます。。

スープと並ぶ名物が自家製極太メンマです。麻竹を使った塩漬けのメンマを店で丁寧に仕込み、しっかりとした食べ応えを残しています。メンマをたっぷり味わいたいならが選択肢になります。さらに自家製チャーシューも手作りで、数種類のしょうゆを使ったカエシでじっくり煮込むのが特徴です。チャーシューをしっかり楽しむ寿、メンマもチャーシューも増やす寿竹など、同じ薬膳スープを土台にしながら具の組み合わせで満足感を変えられます。名古屋で育った好来系の味と、思わず目を向けたくなる長い湯切り、そして一度閉じた店を師弟で復活させた物語まで含めて味わいたい一軒です。

  • 寿竹(メンマ・チャーシュー多し) 1600円
住所 愛知県名古屋市北区萩野通2-17-1 フォレスト萩野通 1F
電話 052-385-6661

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