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成田空港を離着陸する旅客機を間近に眺めながら、飛行機の構造や航空の歴史、空港の仕事まで楽しく学べる体験型の博物館です。航空科学博物館は成田空港に隣接する千葉県芝山町にあり、日本初の航空専門博物館として1989年8月に開館しました。その始まりは、成田空港の開港に関連して1977年に芝山町から出された要望のひとつでした。その後、調査や建設計画が進められ、航空への理解を深める施設として誕生しています。2019年には開館30周年に合わせて大規模なリニューアルが行われ、見るだけでなく、触れたり動かしたりしながら飛行機について知ることのできる博物館へと進化しました。2026年8月1日には開館37周年を迎えています。
大きな魅力は、本物の航空機や実際に使われた部品と、迫力ある体験展示を組み合わせていることです。館内にはボーイング747の胴体断面やボーイング747のエンジンが展示され、旅客機の外側からはなかなか見ることのできない内部構造までじっくり観察できます。さらに、実物の8分の1という大きさで造られたボーイング747-400大型模型では、コックピットから模型を操縦し、翼などがどのように動いて飛行につながるのかを体感できます。壁面にはプロジェクションマッピングも映し出され、子どもにも飛行の仕組みをイメージしやすい展示になっています。
なかでも航空ファンに注目してほしいのがボーイング747-セクション41です。かつて成田空港へ飛来したジャンボジェットの機首部分を保存したもので、ガイドツアーでは機内へ入ることもできます。巨大な旅客機を外から眺めるだけではなく、その一部へ実際に足を踏み入れられるのが、この博物館ならではの楽しみです。また、パイロット訓練用シミュレーターを改修したDC-8フライト体験のほか、B737-MAXやB777のシミュレーターも用意されています。とくにB737-MAXは訓練用と同型の装置が使われ、本格的なコックピットで操縦の感覚に触れられます。体験展示には対象年齢が設けられているものもあるため、子どもと訪れる際は事前に確認しておくと安心です。
飛行機の歴史をたどる展示も充実しています。航空機が誕生してから現在までの約100年を、約300機の模型とともに紹介する立体航空史年表では、黎明期から発展期、成熟期へと移り変わってきた航空技術を視覚的に学べます。歴代の客室乗務員の制服、実際に使われた航空機のパーツ、エコノミークラスとビジネスクラスの座席なども並び、操縦する人だけでなく、機内サービスや旅客機そのものに興味がある人にも見応えがあります。屋外展示場には約20機の実機が並び、2024年にはYS-11試作1号機が日本航空宇宙学会の「航空宇宙技術遺産」に認定されました。戦後日本の航空史を伝える貴重な機体にも出会えます。
もうひとつ見逃せないのが、成田空港に隣接する立地そのものです。3階の展望台などから空港を望むことができ、展示室で学んだあとに、本物の旅客機が離着陸する姿を眺められます。館内には展望レストランもあり、飛行機を身近に感じながらひと休みできます。シミュレーターや747の搭乗体験などは先着順で、混雑時には受付できない場合もあります。運航スケジュールも変更されることがあるため、体験を目的に訪れる場合は当日の開催状況を確認し、入館後早めに申し込むのがおすすめです。飛行機好きはもちろん、乗り物に興味を持ち始めた子どもから大人まで、成田空港と合わせて航空の世界を立体的に楽しめるスポットです。
| 住所 | 千葉県山武郡芝山町岩山111−3 |
|---|---|
| 電話 | 0479-78-0557 |
航空科学博物館│楽しみながら学べる成田空港隣接の体験・探求型ミュージアム
航空科学博物館 成田空港を臨むダイナミックな眺望、実物のエンジンやコックピットの展示、ボーイング747の大型模型の操縦・本格シミュレーターなどの各種体験、本物の航空機を間近で見られる屋外展示場など、見……