【沸騰ワード10】絶品ハラミ『昭和焼肉かたの』#寺島しのぶ #野呂佳代 肉名店を数珠つなぎ 2026/9/4放送

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五反野駅「昭和焼肉 かたの」

五反野駅から歩いて約10分、千住新橋の北詰近くで、昔ながらの焼肉の楽しさを今の時代に受け継ぐ焼肉店です。昭和焼肉 かたのは、2024年12月10日にオープンしました。店を率いるのはオーナーの片野秀憲さん。片野さんにとって焼肉は幼い頃から身近な料理で、親族が埼玉県桶川市で営んでいた焼肉店へ家族で通い、高校時代にも仲間たちと七輪を囲んできました。高校卒業後には焼肉店で約3年間修業し、その後も焼肉との縁を深めてきた人物です。店内には赤い卓上のガスロースターや座敷席が設けられ、家族や仲間が同じ網を囲んで肉を焼く、どこか懐かしい焼肉店の風景を大切にしています。店名の「昭和焼肉」にも、片野さん自身が親しんできた焼肉の記憶を残したいという思いが込められています。

この店を語るうえで欠かせないのが、京成立石の焼肉店「幸泉」とのつながりです。片野さんと「幸泉」の店主・安龍秀さんは小学生の頃からの友人で、高校時代には同じラグビー部で汗を流した仲です。開店準備の際には「幸泉」で仕込みを学び、センマイ刺しの下処理や赤身角切など、その技を受け継ぎました。肉の仕入れも「幸泉」や「ここち」と同じ原田畜産。とはいえ味をそのまま写すのではなく、「白いご飯がおいしく食べられること」を軸に、かたのらしい濃いめの味へ整えています。肉ごとに味付けを変えるのも特徴で、脂の甘みが豊かな上ロース上カルビには生姜をやや強めに、赤身の味が前に出るハラミやサガリにはニンニクと胡椒を利かせています。その日の肉の状態も見ながら細かく調整するため、ご飯と肉を交互に頬張りたくなる焼肉に仕上がります。

人気のひと品として注目したいのが上ロースです。黒毛和牛のリブ芯を使い、薄めに切った肉へ濃厚なタレをまとわせています。ロースターで香ばしく焼き、つけダレをくぐらせてご飯と合わせるという、まさに「昭和焼肉」の楽しみ方が似合います。輸入牛のサガリを使ったハラミも片野さんにとって思い出深い肉で、高校時代に仲間たちと食べた焼肉の記憶につながるメニューです。さらにユッケ焼きは、味付けした肉を客自身がロースターで炙って仕上げる品。こちらも白いご飯との相性を意識した味になっています。

肉だけでなく、昔ながらの韓国家庭料理に目を向けているところも昭和焼肉 かたのらしさです。なかでもハラミの煮染めは、片野さんの親族が桶川で営んでいた焼肉店「ミナリ」の料理をもとにしたもの。韓国の家庭料理「チャンジョリム」の記憶を今につなぐ一皿としてメニューに加えています。手間をかけて下処理するセンマイ刺し、塊感を楽しめる赤身角切、店長の八木尤一さんが手がけるユッケジャンスープなど、焼肉の合間から締めまで楽しめる料理も揃います。八木さんも片野さんの高校時代の同級生で、広告代理店勤務を経て、福井の「韓国厨房セナラ」や神楽坂の「焼肉しんうち」で経験を積み、店の立ち上げに加わりました。新しく生まれた店でありながら、料理にも人のつながりにも長い物語が流れているのが魅力です。五反野で、煙の立つロースターを囲みながら肉と白いご飯をしっかり味わいたい日に訪れたい一軒です。

  • 特上レバー 1500円
  • 上カルビ 2400円
  • 上ハラミ 2800円(自家製青唐味噌で味わう)
  • ローズ 2400円
住所 東京都足立区足立1-9-2 シティアイ五反野ビル 2F
電話 03-6826-9555

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