東京都大田区に拠点を置くハタノ製作所。
一般的には精密板金加工を手掛ける企業ですが、その一角から生まれた「ねじのどうぶつ #ネジマル」は、
金属加工の技術と遊び心が見事に融合した、他に類を見ないアート作品として注目を集めています。
精密なねじやワッシャー、ナットといった工業製品を素材とし、一つひとつ手作業で組み上げられた動物たちは、
無機質な金属でありながら、どこか温かみがあり、生命力さえ感じさせます。

本業である精密板金加工で培われた高度な技術こそが、「ねじのどうぶつ #ネジマル」の精巧な造形を支えています。
それぞれのパーツは、素材の特性を熟知した職人の手によって、ミリ単位で調整され、緻密に組み合わされています。
その結果、単なる金属の塊ではなく、動物たちの特徴的なフォルムや動きを見事に捉えた、生き生きとした作品が生まれるのです。
例えば、関節部分の絶妙な調整によって、首をかしげたり、尻尾を振ったりといった、細やかな表現が可能になっています。

普段、何気なく目にしている「ねじ」という工業製品。
しかし、「ねじのどうぶつ #ネジマル」は、その無機質で機能的な素材が持つ、無限の可能性を私たちに示唆してくれます。
様々な形状、大きさ、素材のねじを組み合わせることで、多種多様な動物たちの姿を表現できるのです。
その独創的な発想と、それを具現化する高い技術力に、多くの人が魅了されています。

そのユニークな見た目と、高いクオリティから、「ねじのどうぶつ #ネジマル」はSNSを中心に大きな話題を呼んでいます。
「#ネジマル」のハッシュタグで検索すると、多くのファンが投稿した写真やコメントを見ることができ、その人気ぶりを伺い知ることができます。

また、企業とのコラボ商品にも力を入れており、廃品となった車の部品などを使ったものや、加工時に発生する金属板の端材など、アップサイクルから生まれたどうぶつたちもいます。