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田村市産のホップから育てた自家製酵母を生かし、素材にこだわったパンを焼くベーカリーです。福島県田村市都路町のひなたベーカリーは、店主の渡邉咲月さんが2021年に始めたパン作りの活動から育ったお店です。もともとは会社員として働きながら月に1回ほどマルシェへ出店し、その後は週末にパンを販売するスタイルへと広がり、2025年12月21日に実店舗をオープンしました。現在のお店は、以前「みやこじスイーツゆい」が使っていた場所を受け継いだもので、都路町の自然や地域とのつながりを大切にしたパン作りを続けています。
大きな特徴は、田村市で育ったホップを使った自家製酵母です。渡邉さんは、地元産ホップをパンに生かせないかと声をかけられたことをきっかけに、ホップ酵母について独学で学びました。長い時間をかけて発酵させることで、小麦や素材そのものの風味を引き出しています。また、パンには添加物や精製塩、白砂糖を使わず、できるだけ余計なものを加えないことも大切にしています。地元のホップだけでなく、なつはぜやはちみつなど、田村の自然から生まれる素材をパン作りへ取り入れているのも、この店らしいところです。
なかでも注目したいのが、自分好みの組み合わせを楽しめるオーダーサンドイッチです。パンは、一番人気と紹介されているホップ酵母食パンをはじめ、粉にこだわったバゲットやバンズなどから選べます。さらに、お肉、魚、野菜など常時約20種類以上の手作り具材がそろい、その日の気分に合わせて組み合わせられる仕組みです。決まったサンドイッチを選ぶのではなく、パンから中身まで自分で考えられるので、家族でそれぞれ違った味を楽しむのもよさそうです。
お店を代表するホップ酵母食パンは、田村市産ホップから生まれた酵母で仕込む一品です。精製塩ではなく天然塩、白砂糖ではなくきび砂糖を使い、素材の持ち味を生かしたやさしい味わいに仕上げています。店頭だけでなく、焼きたてを急速冷凍した食パンも扱っているため、田村の素材を生かしたパンを自宅で楽しむこともできます。
このほか、じっくり発酵させた生地を味わえるバゲットや、具材との組み合わせを楽しみやすいバンズ、菓子パンやスイーツなども手がけています。パンを買うだけの場所ではなく、地域で育った素材とパン作りを結びつけているところもひなたベーカリーの魅力です。2026年には福島県から「人と自然を繋ぐ新業態ベーカリー」をテーマとする経営革新計画の承認企業としても紹介されました。都路町を訪れた際には、ホップの産地ならではのホップ酵母食パンと、自分だけのオーダーサンドイッチを楽しんでみたい一軒です。
| 住所 | 福島県田村市都路町岩井沢字道ノ内65-1 |
|---|---|
| 電話 | 080-3332-5299 |