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東急池上線・戸越銀座駅のすぐそばで、焼きあごのだしを生かしたそばと、もつ焼き店ならではの具材を楽しめる立ち食いそば店です。立喰いそば でんは、2024年11月11日にオープンしました。戸越銀座駅の改札からすぐという立ち寄りやすい場所にあり、もつ焼き店を展開する「でん」が手がけた新しい業態です。もつ焼きと立ち食いそばという一見異なる2つの食文化を組み合わせた店づくりが大きな特徴で、一般的な駅そばとはひと味違うメニューがそろっています。
店を立ち上げた内田克彦さんは新潟県佐渡島の出身で、2012年に「もつ焼きでん」をスタートしました。もともと立ち食いそばが好きで、各地の店を食べ歩きながら、自分でもそば店を開きたいという構想を温めていたそうです。2020年頃には出店を考えていたものの、コロナ禍によっていったん保留となり、2024年に念願の店を形にしました。そこで生かされたのが、長年培ってきたもつ料理の知識と、故郷・佐渡の食材です。そばつゆのだしには、佐渡島でとれたあごをはじめ、かつお、さば、煮干しを組み合わせています。佐渡のあごは内田さんの実家で下処理をして送ってもらっていたというエピソードもあり、この店ならではの味づくりにつながっています。
看板格の一杯が丸チョウそばです。丸チョウは牛の小腸で、もつ焼きを得意としてきた「でん」の持ち味を、そのままそばへ取り入れたようなメニューです。開業当初の取材では、芝浦の食肉市場から仕入れた、解体したその日の新鮮な丸チョウを吟味して使っていたことが紹介されています。あごやかつおなどを重ねただしに丸チョウの脂のコクが加わり、ねぎと田舎そばを合わせる構成です。昔ながらのもつ煮込みをのせるのではなく、素材選びから「もつ焼きでん」の経験を生かしているところに、この店らしさがよく表れています。
もうひとつ注目したいのが、カウンターに並ぶ天ぷらです。開業時にはかき揚げや春菊天、ゲソ天、紅しょうが天といった親しみのある品に加え、ハムキャベツ天、カリカリポテト天、ながも天など、ちょっと意外な組み合わせも登場しました。カリカリポテト天は細く切ったじゃがいもを揚げたもので、ながも天には佐渡島で親しまれている海藻「ながも」を使用。そばだけでなく天ぷらにも、内田さんの故郷である佐渡とのつながりが感じられます。
さらに個性的なのが米揚天です。開業時には紅しょうが味のおにぎりを天ぷらにするという大胆な一品として登場し、そばつゆにつけて食べる楽しみ方も紹介されていました。ほかにもハムキャベツ天そばや紅しょうが天そばなど、気軽な立ち食いそばの枠に遊び心を加えた料理が並びます。定番のそばをさっと味わうのはもちろん、もつ料理や佐渡の食材、ひと工夫した天ぷらを目当てに訪れる楽しさもあるお店です。戸越銀座を歩く途中で、昔ながらの立ち食いそば文化と「でん」らしい発想が交わる一杯を味わえます。
| 住所 | 東京都品川区平塚1-5-9 |
|---|---|
| TEL | 03-6426-6146 |
立喰いそば でん(戸越銀座/そば(蕎麦)) – Retty(レッティ)ic_export
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