西武池袋線富士見台駅から歩いてすぐの場所にある「麺処 盛盛」は、地元に愛される本格的な立ち食いそばのお店です。オープンして以来、駅チカの好立地と立ち食いそばという手軽さながら、その味とボリュームで早くも話題を集めています。店主の方は元プロスノーボーダーというユニークな経歴をお持ちで、アパレルや居酒屋の経営を経て、ご自身の地元である富士見台で、回転率が高くワンオペレーションも可能な業態として立ち食いそばを選ばれたそうです。カウンター席のみのスタイルで、気軽にさっと食事を済ませたい方から、その本格的な味わいに惹かれたファンまで、幅広いお客さんで賑わっています。

「麺処 盛盛」がただの立ち食いそばと一線を画すのは、その出汁に対する並々ならぬこだわりです。鰹節や鯖節など複数の節を使った出汁に、醤油に火を入れない「生カエシ」を合わせる手法を用いているのが特徴です。この生カエシを仕上げの直前に加えることで、出汁の香りとコクが際立ち、関東風の濃い色のつゆでありながら、キレのあるスッキリとした味わいを生み出しています。また、多くのお客さんが驚くのが、ボリューム満点のメニューの数々です。中でも、特にお腹を空かせた方におすすめなのが、その名もぽんぽこりんセットです。こちらは、お店の看板メニューである肉そばとねこそば、わかめ、玉子が全部のせになったおそばに、さらにカレーライスとごはんまで食べ放題という、信じられないほど太っ腹なセットです。そのコストパフォーマンスの高さも相まって、多くのお客さまがこのセットでお腹も心も満たされていると伺っています。

お店の二枚看板として人気を集めているのが、肉そばとねこそばです。肉そばには、じっくりと出汁で炊き込まれた豚肉がたっぷりと盛られており、旨味がつゆ全体に溶け出して濃厚な味わいになります。一方のねこそばは、きつね（油揚げ）とたぬき（揚げ玉）が半々ずつ乗せられた欲張りなメニューで、揚げ玉のコクときつねの甘みが楽しめます。また、隠れた人気メニューとして、カレーも多くの人に愛されています。そばつゆにも使われる出汁が効いたカレーは、そばとの相性も抜群で、ミニカレーとそばを組み合わせるお客さんも多くいらっしゃいます。

おそばの麺は、太めでモチモチとした食感の「村めん」を使用しており、食べ応えがあります。平たい太麺は、濃厚な出汁をしっかりと絡め取り、満足感を高めてくれます。朝の早い時間には、お得な朝定セットも用意されており、出勤前や軽い朝食を求める方にとって嬉しいメニューとなっています。さらに、定番のそば以外にも、豚モツの旨味が溶け出した濃厚なつゆが魅力のもつそばもあり、こちらも根強いファンがいらっしゃいます。立ち食いそばという手軽なスタイルでありながら、本格的な出汁の風味と食べ盛りの方も大満足のボリュームを両立させている点が、「麺処 盛盛」の最大の魅力と言えるでしょう。富士見台の地元の方だけでなく、沿線を利用される方にもぜひ立ち寄っていただきたい一軒です。