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日光市にある日光金谷ホテルは、明治6年(1873年)に開業した、現存する日本で最も古いリゾートホテルです。このホテルは、当初、日光東照宮の楽人であった金谷善一郎さんが自宅の一部を外国人向けに開放した「金谷カッテージ・イン」として始まりました。ヘボン式ローマ字の考案者として知られるヘボン博士が、宿がなく困っていたところを金谷善一郎さんが自宅に招いたことが開業のきっかけになったと言われています。その後、明治26年(1893年)に現在の場所へ移り、「金谷ホテル」として本格的な営業を始めました。
日光金谷ホテルは、創業以来150年以上にわたり、多くの国内外の著名人を迎えてきました。例えば、物理学者のアルベルト・アインシュタイン博士は、ノーベル物理学賞受賞の知らせを日本へ向かう船上で受けた直後の大正11年(1922年)に、夫人と共にこのホテルに宿泊しています。日光滞在中、アインシュタイン博士は町を散策し、道端の大根や子どもの羽根つきに足を止め、好奇心旺盛な一面を見せたというエピソードも残っています。また、ヘレン・ケラーさんも宿泊された記録があり、盲目であるため字を書く際に定規を当てて署名されたという逸話も伝えられています。本館は、明治26年(1893年)の開業当初は木造2階建てでしたが、昭和11年(1936年)に地面を掘り下げて1階部分を増築し、現在の3階建ての姿になりました。この改築により、西洋風の外観の中に和風の意匠が随所に取り入れられ、訪れる人々に懐かしい雰囲気を感じさせてくれます。本館、新館、別館など複数の建物が国の登録有形文化財にも登録されています。
日光金谷ホテルのメインダイニングルームでは、長い歴史の中で受け継がれてきた伝統のフランス料理を味わうことができます。かつては、国内外の著名人で賑わった華やかな時代のメニューを再現した「クラシックディナー」も提供されており、約100年前の味わいを堪能できる特別なコース料理です。
ホテルを代表するお料理として知られるのが、伝統の味を守り続ける「百年ライスカレー」です。また、栃木県産の霧降高原牛を使った「牛フィレのステーキ」も人気の高い一品で、しっかりとしたお肉の旨味と添えられた栃木の野菜の組み合わせが楽しめます。さらに、日光の清流で育った新鮮な「日光虹鱒のソテー 金谷風」も、特製のタレがしみ込んだホクホクとした白身が特徴の伝統料理です。パンを提供する金谷ホテルベーカリーでは、「ロイヤルブレッド」や「チーズロード」、「クロワッサン」などが人気を集めています。
| 住所 | 栃木県日光市上鉢石町1300−1300 |
|---|---|
| 電話 | 0288-54-0001 |
www.kanayahotel.co.jp…

日光金谷ホテル 文化財にも指定、日光に佇む日本最古のクラシックリゾートホテル