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ラオス中部、カムアン県に広がるヒンナムノ国立公園は、ベトナムとの国境に接する雄大な石灰岩地帯を守る自然公園です。切り立った岩峰や深い森、地下河川、数多くの洞窟が広がり、東南アジアでも屈指の規模を誇るカルスト地形を楽しめます。2025年には、ベトナムのフォンニャ・ケバン国立公園と一体となった越境世界自然遺産「フォンニャ・ケバン国立公園・ヒンナムノ国立公園」として登録され、その価値が国際的にも認められました。
この地域の見どころは、約4億年前から長い年月をかけてつくられたアジア最古級の大規模カルスト地形です。石灰岩の山々には巨大な鍾乳洞や地下河川、陥没穴が点在し、これまでに220kmを超える洞窟や地下水路が確認されています。険しい岩山と原生林が織りなす景色は圧巻で、地質学や生態学の面でも世界的に貴重な場所とされています。
豊かな自然環境には多様な生きものが暮らしています。標高や地形の違いによって乾燥したカルスト林から湿潤な森林までさまざまな環境が広がり、希少な哺乳類や鳥類、爬虫類、固有植物などが数多く確認されています。絶滅が心配される動植物も生息しており、生物多様性を守るうえでも重要な役割を担っています。
観光では、鍾乳洞探検やトレッキング、野生動物の観察などが人気です。一方で、多くのエリアは保護区域のため自由に立ち入ることはできず、現地ガイドが同行するツアーの利用が基本となります。洞窟内は滑りやすく、急な高低差がある場所もあるため、歩きやすい靴やライト、防水対策を用意すると安心です。また、雨季には地下河川の水位が大きく変化し、一部の洞窟や遊歩道が利用できなくなることもあるため、事前に最新の情報を確認してから訪れることをおすすめします。
| 住所 | 69W7+X4G, Boua, ラオス |
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