【タクうま】東京・新島 赤字覚悟のカラシ寿司『栄寿司』秘境!離島!日本の原風景SP 2026/9/10放送

 
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「栄寿司」

新島の本村で、島の魚を使った寿司と郷土料理を味わえる寿司店、栄寿司です。栄寿司 新島村本村5-2-9に店を構え、2024年の取材では新島で約60年続いている店として紹介されています。現在は2代目の宮川浩一さんが暖簾を守り、島で生まれ育った職人として魚の仕入れから仕込み、握りまで手がけています。2019年の取材では、宮川さんが寿司を担当し、寿司以外の料理は奥さまが受け持つ形で店を切り盛りしていました。島の魚をよく知る地元の人たちにも親しまれてきた店で、観光で新島を訪れた際にも、島らしい食文化にふれられる一軒です。

看板となっているのが、新島の郷土の味を楽しめる島寿司です。近海で水揚げされた季節の魚を醤油をベースにした特製ダレへ漬け込み、酢飯にのせ、ワサビではなくカラシを添えるのが特徴です。宮川さんはできるだけ新島周辺で水揚げされた魚を選んでおり、マダイ、メダイ、キンメダイ、クロムツなど、その時季に状態のよい魚がネタになります。魚は日によって変わるため、訪れるたびに違う組み合わせに出会えるのも島の寿司店らしい楽しみです。特製ダレには島唐辛子をほんの少し加えていますが、辛さを強くしすぎず、魚の旨みを感じやすい味に整えているそうです。カラシのやわらかな刺激も加わり、刺身とはひと味違う、漬けならではのしっとりとした口当たりを楽しめます。

島寿司は、冷蔵設備が十分ではなかった時代に魚を長く味わうための知恵から育った、伊豆諸島に伝わる食文化のひとつです。新島では観光客向けの名物というだけではなく、祝い事や大切な行事の席にも登場してきた身近な料理でもあります。栄寿司では、そうした昔ながらの食べ方を受け継ぎながら、タレの辛さや甘さを調整し、幅広い年代が食べやすい味へ仕上げています。一般的な島寿司も、島近海の鮮魚を醤油漬けにし、少し甘めの酢飯とカラシを合わせるのが特徴とされており、東京の島々ならではの寿司文化を知る入口にもなります。

寿司以外の島料理にも目を向けたいところです。明日葉の天ぷらは、新島で採れた明日葉を高温でさっと揚げた料理で、衣の軽い食感と明日葉ならではの風味を一緒に楽しめます。現在の観光情報でも、店で新島産の明日葉を使っていることが確認されています。さらにたたき揚げは、青ムロアジのすり身にショウガや大葉などを合わせて揚げる島の郷土料理で、魚の旨みが詰まった素朴な味わいが魅力です。地魚を使った刺身カルパッチョなども紹介されており、寿司だけでなく、その日の魚をさまざまな料理で味わえるのがこの店の楽しさです。

観光で訪れる際は、営業状況を事前に確認しておくと安心です。現在の案内では昼は11:30から14:00までで、ネタがなくなり次第終了し、夜は18:00からの営業、定休日は不定休となっています。昼営業について事前の電話確認を案内している情報もあり、夏期は予約を受け付けない場合があります。また駐車場と駐輪場はなく、店内飲食が基本です。船の運航や季節によって島全体の人出も大きく変わるため、島寿司を目当てにするなら、当日に店へ営業状況を確かめてから向かうのがおすすめです。新島の海で育まれた魚と、島の暮らしの中で受け継がれてきた食べ方を一緒に楽しめる、新島らしさの濃い寿司店です。

  • たたき揚げ(3枚) 600円
  • 明日葉ちくわ天ぷら 850円
  • カンパチカマ焼き 700円~
  • 島寿司(からし寿司)1人前9貫 2500円
住所 東京都新島村本村5丁目2-9
電話 04992-5-1539

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