栃木県の鬼怒川温泉にたたずむほてる白河湯の蔵は、千年の歴史を持つといわれる鬼怒川の渓谷沿いに位置する、眺望が自慢の和風旅館です。鬼怒川の中心部にあり、客室や大浴場からは、眼下に広がる渓谷の雄大な景色や、四季折々に色づく山々の美しい姿をゆったりと眺めることができます。周囲には、鬼怒川の流れを船頭さんの巧みな櫂さばきで下る鬼怒川ライン下りや、迫力ある渓谷美を楽しめる龍王峡、そして壮大な景色を空中散歩で楽しめる鬼怒川温泉ロープウェイといった、鬼怒川温泉を代表する名所が点在しており、旅の拠点としても大変便利です。

このお宿の大きな魅力は、旅の疲れを癒す良質な天然温泉と、プライベートな空間で味わうことができるお料理にあります。泉質はアルカリ性単純温泉で、肌触りがやさしく、年代を問わず多くの方に親しまれています。広々とした大浴場はもちろん、渓谷に面した露天風呂は、男女それぞれに用意されており、野趣あふれる自然の風を感じながら湯浴みが楽しめます。また、ご家族やカップルで気兼ねなく温泉を楽しめる貸切風呂（家族風呂）も人気です。日頃の喧騒を忘れ、渓谷美を眺めながらゆったりと流れる時間の中で心と体を解きほぐすことができます。さらに、旅の楽しみであるお食事は、数寄屋造りで落ち着いた雰囲気の個室料亭「蔵四季」や「蔵郷」で提供されます。お客様が他の方を気にすることなく、くつろぎながら旬の味わいを堪能できるようにという、お宿のおもてなしの心が感じられます。館内には、小さなお子様連れのご家族も安心のキッズルーム「茶の間」や、温泉に入った後にもうひと汗流せる卓球場が無料開放されており、家族みんなで楽しいひとときを過ごせる工夫もされています。

夕食で味わえる会席料理の「蔵出しの膳」は、四季折々の旬の素材を活かし、地元の恵みをふんだんに取り入れた和食膳です。栃木県ならではの食材を味わえるのが特徴で、特に地元産の食材を大切にしています。たとえば、安全性と美味しさにこだわった日本SPF協会認定の豚肉である「日光HIMITSU（ひみつ）豚」を、お鍋などで味わうことができます。また、栃木県を代表する淡水魚のひとつ「八汐マス」は、マリネなどの形で季節の料理として献立に登場することがあります。さらに、日光名物として欠かせない「湯波（ゆば）」は、お刺身や煮物、追加料理では「湯波しゃぶ」としても楽しめ、とろけるような食感と上品な味わいが魅力です。このほかにも、贅沢な追加料理として「栃木県産霧降高原牛ステーキ」や、時期によって異なる「川魚の塩焼き」なども用意されており、旅の思い出に残る豊かな食の体験ができます。朝食には、地元産のコシヒカリや、同じく地元であるココ・ファーム・ワイナリーのワインをはじめとする各種地酒も用意されており、お料理と一緒においしく味わうことができます。