【#新美の巨人たち】加賀百万石・金沢城に寄り添うよ日本三名園『兼六園』2026/7/25放送

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兼六園

兼六園は、金沢を代表する名所として知られる、日本三名園のひとつです。加賀藩の歴代藩主が長い年月をかけて育み、江戸時代を代表する大名庭園として今も多くの人を魅了しています。庭園づくりは17世紀後半から始まり、何代もの藩主が池や築山、茶室などを少しずつ整えながら現在の姿へと発展しました。1822年には、白河藩主・松平定信によって「兼六園」と名付けられ、明治時代になると一般公開され、市民や観光客が気軽に訪れられる庭園となりました。1922年に国の名勝、1985年には庭園として最高位にあたる特別名勝に指定され、加賀百万石の文化を今に伝える貴重な文化財として大切に受け継がれています。

兼六園ならではの魅力は、名前の由来となった「六勝」の考え方にあります。「広大」「幽邃」「人力」「蒼古」「水泉」「眺望」という、庭園として理想とされる6つの景観を兼ね備えていることから、この名が付けられました。園内には金沢を象徴することじ灯籠が霞ヶ池のほとりに建ち、その優雅な姿は兼六園を代表する景色として親しまれています。また、冬になると雪の重みから枝を守るために施される雪吊りは金沢の冬の風物詩として有名で、特に唐崎松に施された雪吊りは国内外から多くの人が訪れる人気の見どころです。池や小川、築山、橋、茶室が巧みに配置された回遊式庭園のため、歩く場所によって景色が次々と変わり、四季折々の自然を楽しみながら散策できます。

園内には見どころが数多くあり、そのひとつが霞ヶ池です。兼六園で最も大きな池で、池に浮かぶ蓬莱島や周囲の木々が美しい景観をつくり出しています。また、園内最古の建物とされる夕顔亭では、静かな茶室の趣を感じられ、歴史ある日本庭園ならではの落ち着いた雰囲気を味わえます。復元された時雨亭では、庭園を眺めながら和菓子と抹茶を楽しめるため、散策の途中にゆっくりと過ごす場所として人気があります。さらに、園内各所には瓢池や翠滝、曲水など趣の異なる景観が点在し、歩くたびに新しい発見があります。

春には約400本の桜が咲き誇り、夏は深い緑が庭園全体を包み込みます。秋にはモミジやカエデが鮮やかに色づき、冬は雪吊りと雪景色が織りなす幻想的な風景が広がります。季節ごとに異なる表情を見せるため、一年を通して何度訪れても新鮮な魅力を感じられる庭園です。園内は広く、砂利道や坂道もあるため、歩きやすい靴で訪れると快適に散策できます。また、兼六園は金沢城公園に隣接しているため、あわせて巡ることで加賀百万石の歴史や文化をより深く楽しめます。

住所 石川県金沢市兼六町1
電話 076-234-3800

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